◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『借金30億からの逆転!洲山(しゅうざん)レポート』
事業再生・復活請負人 洲山 vol.2 2005年6月20日号
『ピンチ をチャンスに変える』鉄則!!!
「キャッシュフロー(現金)経営の進め」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
事業再生・復活請負人洲山です。
経営者として最重要の価値基準のポイントは?
経営が上手くいってるか? 上手くいっていないか?
の価値基準は「キャッシュフロー(現金)がいくら増加したか?」です。
売上・粗利・営業利益・経常利益・償却前利益・当期利益・一人当たり利益・
労働生産性・ROA・ROI etc
世の中に経営を分析する公式・計算式はあまたありますが、
唯一絶対の数値は「キャッシュフロー(現金)」です!!!
企業は ゴーイングコンサーン であり、
100年200年と永遠に継続することに価値があるわけです。
無理な拡大策で破綻することなく、安定した収益を上げる。
社員が安心してプライドを持って働ける。
仕入先も販売先もすべてが安心して、
信頼できる企業としての評価を得るには、
絶対つぶれない財務が企業の条件です!
ブームに乗って急成長して、
ブームが去った反動で破綻した企業は数知れず―――
其の危急存亡のピンチを凌げるかどうかは、
キャッシュがあったかどうかです!
今まで、1億円の借入が社長の個人保証だけで出来てた会社も
ひとたびピンチになれば金融機関は、保全最優先に即シフト。
追加担保・追加保証人なくしては100万円のお金も出してくれません!
ましてや、約定償還が遅れたりすれば、
会社と保証人の其の銀行預金はすべてロックされて
出金は不可能となります(怒)!
自社の預金であっても、
自分の預金であっても、
自由に出し入れできなくなるのです(涙)!
事業には浮き沈みがあり、またライフサイクルがありますから
100年続く企業にするには、いついかなる時代にも生き残れるように
リスクマネージメント(危機管理)が必要です!!!
グローバル経営の時代ですから、
円・ドル・ユーロ・金・株・不動産など
会社規模に応じてリスクヘッジが必要です!
また預金を預ける銀行と借入する銀行と
個人の預金を預ける銀行は
リスクマネージメントの観点からよく考えましょう!
売掛金の入金口座もリスクマネージメントの観点で決めるべきです。
今週のテーマは「キャッシュフロー(現金)」に的を絞って
自社の現状分析と今後の方針を考えてみてください。
───────────────────────────────────
■洲山お勧め書籍
タナベ経営創業者 田辺昇一著
『すべてを守ればすべてを失う」
神様仏様田辺先生と慕われる田辺昇一が、
ピンチになったとき捨てる決断が企業を守る理論を開陳
───────────────────────────────────
■編集後記
その昔。
大蔵省の護送船団方針にて銀行がつぶれるなど誰も考えてないときにも、
華僑の資産家は、金融債を購入するのにもどこでも良いわけでは無く、
興銀の金融債と指名があったそうです。
日本に長期信用銀行は3行あり、各行立派な業績で格付けも高かった時代でも
先を読みリスクマネージメントされてた訳です!
現時点での状況は、興銀のみ合併で生き残りみずほとなり、
他の2行(長銀・日債銀)はいずれも破綻して国民の税金をつぎ込み再生され
新生・あおぞらとなりました。
借金・負債に関しての質問あれば歓迎します!
洲山が回答します。
───────────────────────────────────
○知人・友人への転送や回覧は自由です。その際必ず全文を改変せずに転送し
て下さい。
○転載・引用の際には必ず出典を明記して下さい。
○読者投稿を本メルマガでご紹介させて頂くことがあります。その際著作権は
本メルマガ発行者に属するものとしますので、ご了承の上でご投稿下さい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆