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vol.139 都銀が我が社にやって来た 特集号

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『借金30億からの逆転!洲山(しゅうざん)レポート』
         vol.139 2010年08月16日号      発行部数28,093部

「社長に笑顔と勇気を与え続ける!」悩める社長の救世主・洲山
モットー  「明るく!  元気に!!   前向きに!!!」

今回のテーマは「都銀が我が社にやって来た 特集号」
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社長に笑顔と勇気を与え続ける! 悩める社長の救世主・洲山です。

お盆は、いかが過ごされましたか?

洲山は、亡祖母50回忌法要と亡父23回忌法要を行いました。
終戦記念日の8月15日に行うので、
前日に奈良にいる姉ファミリーと名古屋にいる妹ファミリーが揃い
久しぶりに阿波踊り見物を楽しみました。

紺屋町の桟敷は、洲山が日本JC経営開発委員会に出向し、
塾長を務めていた折に家族会を企画し、
生まれて初めて、下手な阿波踊りを披露した(汗!)、思い出の桟敷場です。

かれこれ、20年ぐらい前の若かりし頃の楽しい思い出です。

今回は、見るあほうに徹しましたが、見ながら気がつきました。
当たり前ですが、プロの踊り手と素人の踊り手は、段違いですね!!!

そこで、一句 「見るあほう 感動させる プロの技」

洲山も、クライアントの皆様の期待を大きく上回るプロの技を
披露できるように精進しようと決意しました。

さて、本号は、 東京オフィスにて活躍中の鳥倉執行役員が熱く語ります。

『我が社に都銀がやって来た』

都銀(都市銀行=全国展開している大手銀行)との取引を
ステータスに感じる社長がいます。

『都銀の手形帳は気持ちいいねぇ、
 受取先も割り引きやすくて幸せだろう』

と私は社長に話しかけられたことがあります。

果たしてそうでしょうか?
都銀の手形だから割り引きできる訳ではありません。

確かに、都銀との取引は気持ちいいかもしれません。
 ・通帳のデザインも凝ってますよね。
 ・証書貸付の契約書の紙質も心なしかいい気がします。
 ・支店網も厚く、駅ごとにATMがあって便利ですよね。
 ・応接室もきれいです。

でも、本当にメイン行として都銀を選ぶことが良いのでしょうか?

私の簡略的な判断基準ですがメイン行とは、

 ・借入額が一番多い。
 ・預金額が多い。
 ・入金口座として指定している。
 ・手形振出用の当座口座がある。
 ・主要資産(本社土地建物等)の第一抵当権を差し出している。

と考えていただければほぼ間違いないです。

自社の取引金融機関をこのチェックして、
メイン行を判断してみてください。

都銀は売上10億円以下の企業は、
まともに取引先対象として見ていません。

売上規模が低い会社には、
貸し込めないため融資額が増えないからです。

以外に理解されていませんが、10億円貸すのも、
1000万円を貸すのも銀行員の手間は大きく変わりません。

むしろ10億円貸せる会社には、
財務部があり、監査も受けていたり、
資料もきっちりしているので貸しやすいですが、
1000万円貸せるかどうかの会社は、試算表すらない場合もありますし、
企業規模が小さく、体力がないので倒産リスクも高いです。

案件取り上げに手間が非常に掛かかる上に、
事後フォローも必要なやっかいな先扱いなんです。

そのため都銀は1000万円貸せるかどうかの会社への対応は
なるべく避けますし、
どうしてもやる場合は新人行員の勉強用として保証協会付ならやろうか、
大企業の子会社ならやろうか、既存取引先ならやってやるか
という感覚なので対応が悪いケースが多いです。

というわけで、
売上10億円以下の会社が都銀をメインにしても、
実質的なメリットは少ない例が多いです。

私がかけだし金融マンだった平成15年(2003年)頃のことです。
都銀が今まで取引相手と見なしていなかった
『売上10億円以下』の企業へ貸し込み始めたのです。

当時は貸し渋り問題が声高に叫ばれており、
金融庁は地域密着型金融(リレーションシップ・バンキング)の
取り組みを提唱し2003年度から貸し渋り対策のとして、
スコアリングモデル融資を積極的に取り組むように打ち出しました。

都銀も金融庁の打ち出しに呼応するようにして
スコアリングモデル融資を開始しました。
いわゆる『ビジネスローン』と言われる商品を打ち出しました。

融資スコアリングモデルとは、
・決算書三期分あれば貸出先の財務情報に基づいて、
 貸出の返済の信用を評価。
・財務情報や定性情報を組み合わせた企業情報データベースを駆使し
 コンピューターにより倒産リスクを推定し自動的に与信判断を行う。
・与信に要する時間の短縮や、正確さ向上を図る。一週間程度で返答可能。
・プロパー融資最大3,000万円。その後5,000万円に拡大。
・金利は6%前後
機械的にミドルリスクミドルリターンのビジネスを行おうとしたものです。

日本の中小企業の多くは、粉飾決算といわれかねない、
ギリギリの決算内容のところが多いですが、
そんなギリギリの決算書でも
3,000万円(その後5,000万円)まで借りられたのです。

皆さんもご存知のように
これにより都銀も大きな不良債権の山を築くことになりました。

スコアリングモデル融資の失敗の代表例として、
『新銀行東京』の事例はご記憶にあるのではないでしょうか。

健全な企業も不要な借入をすることにより、
急に方向転換し加速度を上げて倒産にひた走ることがあります。

この都銀の積極的な営業活動によるスコアリングモデル融資で
必要の有る無しにかかわらず貸し込まれた会社は多く、
この融資がきっかけで関連性のない新規事業を興したり、
過大な設備投資をした企業も非常に多かったです。

しかも原則3年返済の短期融資ですから、
返済負担が相当重荷になる例が多かったようです。

結果として、少なくない会社が潰れ、
不良債権となりました。

地銀や信金はたまったものではなくて、
自分たちが丁寧に育てて健全な財務内容を維持していた先が、
どんどん都銀に攻略され、メインだった自行を超える
融資残高の都銀がどんどん出始めました。

しかも、都銀はその会社へは
コンピューターによる自動審査で思い入れもなく、
元来収益性から見ると間尺に合わない先であり、
どんどん不良債権としてサービサーに債権を転売したり、
事務手間削減のため対応拠点を一元化したり処理モード全開になりました。

金融円滑化法前は、スコアリングモデルによる融資先へは
リスケジュールの依頼にも適当な対応だったり、拒絶したり、
与信リスク見合いと強烈に金利上げを行ったりしました。

現在も、
売上10億円以下の中小企業なのに都銀と取引がある会社は、
だいたい過去のスコアリングモデル融資の置き土産であり、
返済や利払いが多額で苦しんでいることが多いです。

既にサービサーに回されて、
サービサーとの話し合いに苦しんでいることも多いです。

弊社では、過去のスコアリングモデル融資により、
経営が傾いた企業や、不良債権として扱われている企業の
お手伝いをすることも多いです。

2008年4月に金融庁は、スコアリング融資を積極的に推奨することをやめ、
現在、同様の商品があるという話は聞きません。

弊社は財務の立て直し戦略を立案し、
経営改善を志す社長のお手伝いが得意です。

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