◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『喜望大地・会長:洲山(しゅうざん) 事業再生・経営変革レポート』
vol.214 2012年3月7日号 発行部数24,869部
「借金30億円からの逆転コラム」
今回のテーマは「不渡り=倒産ではありません 特集号」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「社長に笑顔と勇気を与え続ける!」 悩める社長の救世主・洲山です。
手形不渡りを出すと一回目は、片眼をつむると言い、
半年以内に2回目の不渡りを起こすと両目をつむると言い、
企業存続のピンチを迎えます。
喜望大地は、不渡り事故発生企業の再生に12社成功していますから、
不渡り事故を起こしても、万事休すではありません。
また、手形・小切手の正しい知識が必要ですから、
金融機関出身の宮内正一が、誌上レクチャーをします。
本号は、金融機関OBの大阪オフィス常務執行役員宮内正一のコラムで
今回のテーマは、『不渡り=倒産ではありません』です。
ターンアラウンド・エキスパート、事業再生家・洲山のもと、
日々クライアントの背中を支えている認定事業再生士の宮内です。
先日クライアントから悲鳴のような連絡がありました。
「宮内さん、回ってきた小切手が落とせない」「とうとうウチも倒産や!」
個別の情報は差し控えますが、
不渡り=倒産と勘違いしている方が結構いらっしゃるので、
そのあたりを解説したいと思います。
結論で言えば、1回目の不渡りでは即倒産とはなりません。
※「倒産」という用語には問題がありますが、
ここでは判り易くする為に使います。
1回目の不渡りがでると、手形交換所はそのことを「不渡報告」に掲載し、
加盟銀行に通知します。
私も銀行時代毎日「不渡り報告」を見ていましたが、
「えっ!5年前担当したあの社長不渡りだしたんや…」
なんていう事が何度かありました。
不渡報告に掲載されると、
各銀行は当然要注意人物(企業)としてみなしますので、
様々な不具合…当該振出人の手形割引は拒否される等…が発生しますが、
法律的には、いままで通り当座取引、貸付取引が出来ます。
(実態としては難しい面もありますが)
一度不渡りを出し、
それから6ヵ月以内に2回目の不渡りを出すとこれは大問題です。
いわゆる「銀行取引停止処分」になり、もはや手形小切手は使えません。
それどころか「期限の利益の喪失」状態になり、
銀行は貸出金全額の一括弁済を求める、という事態になります。
更に取引停止処分を受けた者(会社)は、向こう2年間、
銀行と当座取引する事ができなくなります。
この状態に陥ると、多くの経営者は事業継続を諦め、
事実上「倒産」という事態にもなりうる訳です。
という事ですので、一度不渡りを出したからといって、
即座に事業停止に追い込まれる訳ではありません。
当然倒産状態に到る事もありません。
それよりも問題は、不渡りの「噂」により、企業が信用を棄損し、
商取引に悪影響が出る事です。
どこから噂が出るか…本来は銀行に対して出される「不渡報告」の内容を、
守秘義務を持つ銀行員が吹聴する事は無いはずですが、
私の経験上、1度の不渡りでも多くの場合噂が流れています。
ですから、決して倒産ではないものの、やはり不渡りを出す事は、
企業存続にとって大問題となります。
しかし、不渡りには違いないものの、
企業の信用を棄損させない形もあります。
代表的なものが、第2号不渡り。
例えば、契約履行を前提に手形を振り出しましたが、
取引先が契約通りの仕事をしなかった、
契約通りの商品を納めなかったので、
回ってきた手形の支払を拒否するものです。
(その他に、詐欺、紛失、盗難 等もあります)
もし手形小切手が回ってきても、契約不履行があるのであれば、
銀行と相談して第2号不渡りを申し立てるべきです。
但し、この場合、手形額面金額を用意しなければならないのがネックですが。
手形交換所に、手形金額と同額を担保として供託する事
(正式には、「異議申立提供金」と言います)
もうひとつは第0号不渡りです。
最も多い事由は、取立人からの依頼返却ですが、
その他に形式不備・裏書き不備・提示期間経過後・期日未到来等があります。
実は冒頭のクライアントは、
「取りあえず回ってきたものは落とさんとアカン」
という一心で私にTELされましたが、
明らかに第2号不渡り事由に相当する内容でしたので、
当該銀行に第2号を申し立てるべく緊急連絡を入れていただきました。
最後に小切手取引で一つ注意点です。
手形の代わりに、将来の日付を入れた小切手を発行する事をよく見かけます。
通常はその日付で手形交換にかけられますが、
仮に所持人が日付前に銀行に入金、
又は取立を依頼した場合はどうなるでしょうか?
実は銀行は、支払を拒む事ができません。
日付前でも小切手は交換に回って来ます。これを「一覧払い」といいます。
そんな事を知らない振出人からすれば、
予期せぬ日に資金が必要となる訳です。
先日付小切手は当事者間の信頼が命です。
安易に先日付小切手を発行する事は、
大きなリスクがある事を忘れないようにしましょう。
自分が知らないことでも、
プロに聞けば、さっと解決できる事がたくさんあります。
簡単に諦めずに、プロに相談しましょう!
私たち喜望大地のコンサルタントは、
あきらめず、不撓不屈の精神で頑張る社長を応援します。
お気軽に、フリーダイヤル0120-59-8686 へお電話ください。
7周年謝恩の「初回面談無料」をご活用下さい。
このメールを1名でも多くのオーナーがご覧になり、
笑顔と勇気を与え続ける事が私たちの願いです。
『さあ、前を向いて一緒に明るく! 元気に!! 前向きに!!!
前進しましょう!』
いかなる問題も喜望大地の洲山チームが解決出来る可能性がありますから、
ご相談はお気軽に!
お電話のご相談は⇒ 0120-59-8686 (経営変革のゴングはハローハロー)
───────────────────────────────────
■喜望大地 2030年ビジョン 2030.03.02.創業25周年記念式典
延3万社を救い、延自立型経営者10万人の育成、延100万人の雇用を守る
結果を出したい、と願い、努力しています。
───────────────────────────────────
■洲山セミナー「白寿経営セミナー(永遠に事業継続発展するコツを伝授)」
私、洲山が30億円の負債を抱えて破綻のピンチを乗り越えた実践的な
事業再生ノウハウ、「資金調達・為替デリバティブ・事業再生セミナー」です
悩める社長の救世主として、笑顔と勇気を与え続けるセミナーです。
会費:5,000円(洲山著「事業再生家」1,500円プレゼント特典付)
セミナー終了後に個別の無料相談タイムを用意しています。
未曾有の危機対策として、1社2名までご参加OKです。
日時:3月13日(火):14:00~16:00
場所:JR線『大阪駅』中央北口徒歩3分
大阪市北区芝田2-4-4 日生ビル新館3F OBS会議室
日時:3月23日(金):14:00~16:00
場所:JR線『東京駅』八重洲北口徒歩2分
東京都中央区八重洲1-7-4矢満登ビル3F ルノアール会議室
日時:3月24日(土)14:00~16:00
場所:JR線『仙台駅』近く
来週決定予定
主催:株式会社喜望大地
大阪本部オフィス TEL:06-6372-1313 担当:阿部
フリーコール:0120-59-8686
───────────────────────────────────
■オリジナル小冊子『事業再生7つの鉄則』無料プレゼント中!
30億701万5千円の負債を乗り越えた、洲山自身が体験し、学んだ、
経営危機を乗り越えるために必須の7つの鉄則!
ご希望の方に無料プレゼント中です。
───────────────────────────────────
■倒産寸前の会社を復活させる秘策満載!
洲山著 「事業再生家─会社が蘇った奇跡の物語」
紀伊国屋梅田本店ビジネス書週間ベストセラー1位
丸善丸の内本店ビジネス書週間ベストセラ─1位
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店週間ベストセラー1位
⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4883384489/
───────────────────────────────────
■洲山著 幻冬舎新書版 経営状態をよくしたい社長にお薦めです。
「あなたの会社をお救いしますー事業再生総合病院」
分かり易く、問診から内科・外科・ICU・リハビリから退院まで
⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4344020987
───────────────────────────────────
■お勧め書籍 リスケジュール=借入金の返済条件変更を学びたい方に
喜望大地大阪本部オフィス所属常務執行役員であり、認定事業再生士(CTP)の
宮内正一が元金融機関出身のノウハウを開陳・1年で資金繰り改善を目指す!
「小さな会社のための正しい『リスケ』の進め方」
1.銀行交渉成功トーク術 2.正しいリスケの準備と作法
3.事業再生のヒント 4.経営改善計画書の作り方
実践的なノウハウ満載ですから、お勧めします。 洲山
⇒ http://www.amazon.co.jp/gp/product/4495593412/
───────────────────────────────────
■編集後記
最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。
洲山が事業経営していた折は、毎月1億円の約束手形を発行し、
毎月1億円の手形を落としていました。
自転車操業を通り越して、毎月「サーカス経営」をしていました。
サーカス経営とは、高いところにるロープの上を重たい借金と言う荷物を
30億円背負って、命綱なしでわたる心境を表現しています。
安心経営の第一歩は、手形を切らない、受け取らない。です。
永遠に継続発展する経営の心構えと方策を伝授する
「白寿経営セミナーを開催して好評です。
是非、ご参加ください。
これからも、毎日の仕事に喜び、将来に明るい望みを持ち、
大地に根を生やした企業サポートに邁進します。
事業再生に関しての問い合わせに関しては、
事業再生を志す方のメール相談を洲山が秘密厳守で承ります
事業再生・M&A・事業承継に関してはお気軽にご相談下さい。
⇒ 0120-59-8686
執筆、取材、講演等を受け付けております。
お気軽にどうぞ。
⇒ 大阪本部オフィス:TEL(06)6372-1313 阿部事務局長宛
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆