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『喜望大地・会長:洲山(しゅうざん) 事業再生・経営変革レポート』
vol.220 2012年4月11日号 発行部数24,625部
「借金30億円からの逆転コラム」
今回のテーマは「今年は「えーびーえる」が流行るかも…? 特集号」
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「社長に笑顔と勇気を与え続ける!」 悩める社長の救世主・洲山です。
「皇寿経営の勧め」をセミナーにて、お話しています。
皇寿とは、中々高貴なイメージですが、分解すると「白」+一+十一であり、
「白」とは、『百』マイナス一である事から、「99」を意味します。
よって、結論です。99+1+11=111 ですから、
人間の長寿の祝いでは、111歳を寿ぐお祝いです。
企業経営に例えるならば、「永遠に続く王道経営」を意味します。
皇寿経営には、3代~5代の事業承継が必須です。
その秘訣を洲山が熱く語るセミナーを明後日13日東京で開催します。
ご興味のある方は、是非ご参加ください。
本号は、大阪オフィス・認定事業再生士(CTP)常務執行役員宮内正一の
「今年は「えーびーえる」が流行るかも…? 特集号」です。
ターンアラウンド・エキスパート、事業再生家・洲山のもと、
日々クライアントの背中を支えている認定事業再生士の宮内です。
弊社では、メルマガを輪番で担当しているのですが、
ネタ作りには苦労します。
毎度順番が近づいてくると「今回は何書こうか?」「困ったな~…」
「読者に役に立たんとあかんし…」と思う訳です。
という事で、今回のネタ探しに金融庁のホームページを眺めていました。
例の如く、HPのトップには金融円滑化法が
1年延長された事が載っていました。
「まぁ今となってはネタにはならんな…」と思いつつ、
概要PDFを開いてみると気になるコメントがありました。
「新規融資の促進を図るための、資本性借入金等の活用及び
動産担保融資(ABL)等の開発・普及等」とあります。
「よっしゃー! このネタなら知らん人多いでぇ」と言う事で、
ABLについて少々。
実は私、ABLを初めて経験したのは2003年です。
当時某メガバンク本部の金融商品開発チームと協働し、
ABLタイプの融資ストラクチャーを完成させました。
銀行担当者と私は「ええ商品や!」と自画自賛したものの、
結局市場には浸透せず、おクラ入り。今となっては良き思い出です。
8年前は浸透しなかった仕組みですが、
近年特に売掛債権を担保として融資するABLが徐々に増えつつあります。
最大の理由は、平成17年に施行された通称「債権譲渡特例法」です。
それまでは、売掛債権等を担保にした場合「商業登記簿謄本」に
記載されていた為、誰でも担保の有無を確認する事が出来ました。
「担保に出したものが何か、誰でも見る事が出来る」というのでは、
資金の借り手としては嫌なものです。
しかし新しい法律によって、商業登記簿謄本に債権譲渡が
記載されなくなった為、そんな心配が無用になった訳です。
私たち、事業再生に携わる者にとっては、この制度は極めて
ありがたいものです。
何故なら、通常では出来ない資金調達が可能になるからです。
事業の再生には、次の3つのステージがあると私は考えています。
資金繰りが行き詰まり、リスケ等の金融調整で破綻を回避する第一ステージ。
リスケ期間中に、抜本的な経営改善を図る第二ステージ。
経営改善が奏功し、復活を果たす第三ステージがあります。
第三ステージに達した企業は万々歳なのですが、実はこのステージに到り、
増加運転資金が必要な場合が多々あります。
しかしながら、今までリスケ等の金融支援を受けていた状態ですので、
新たな担保が無ければ追加融資を受けるのは厳しい状態でもあります。
このような時に有効なのが、ABL=売掛債権担保による融資です。
多くの中小零細企業は、ABLによる資金調達の経験がありません。
つまり、手つかずの新しい担保が残っている状態です。
事実弊社の顧問先でも、いくつかのクライアントがリスケ等の金融支援の後
(実はリスケ中でも事例がありますが)、ABLによる資金調達に成功し、
第三ステージを迎えています。
「ええことずくめ」にも見えますが、
物事にはメリットとデメリットがあるものです。念のため注意点を二つほど。
一つ目として、この仕組みはまだまだ新しい仕組みです。
金融機関も経験が少ないですし、
何より商品としてラインナップしている銀行はまだまだ少数です。
ですから、銀行の担当者に問い合わせても、
要領を得ない返答になる事が多いと思われます。
次に、「売掛金を担保に出す」という事は、
「万一の際、売掛金が銀行返済に直接回収される可能性がある」
という重みを理解しましょう。
具体的には、資金の借り手が約定した返済が出来なかった場合、
ABLで資金を供給した金融機関は、借り手の売掛先に
「売掛債権譲渡通知」を発送します。
こうなれば、売掛金は借り手の預金口座には入って来ません。
貸し手の銀行が直接回収する為、たちまち資金ショートの危機となります。
更に、「あの会社は銀行から売掛金が押さえられる会社」という事で、
企業の信用は失墜し、事業継続が極めて困難なものになりかねません。
最近の金融・事業関連の雑誌や書籍に、「これからはABLが注目!」
「欧米では一般的」等の記事も散見しますが、
デメリット部分についてはあまり説明がないように思います。
何事も良い面悪い面があります。
判らない事、経験の無い事については、
弊社等のプロにお気軽にご相談ください。
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『さあ、前を向いて一緒に明るく! 元気に!! 前向きに!!!
前進しましょう!』
いかなる問題も喜望大地の洲山チームが解決出来る可能性がありますから、
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日時:5月16日(水):14:00~16:00
場所:JR線『大阪駅』中央北口徒歩3分
大阪市北区芝田2-4-4 日生ビル新館3F OBS会議室
日時:4月13日(金)・5月25日(金):14:00~16:00
場所:JR線『東京駅』八重洲北口徒歩2分
東京都中央区八重洲1-7-4矢満登ビル3F ルノアール会議室
日時:5月11日(金)14:00~16:00
場所:JR静岡駅ビル
パルシェ7F C会議室
日時:5月17日(木)14:00~16:00
場所:JR仙台駅前(東北復興支援:無料セミナー)
ヒューモスファイブ 9F会議室20
日時:5月18日(金)14:00~16:00
場所:高松商工会議所・生駒学税理士事務所主催
主催:株式会社喜望大地
大阪本部オフィス TEL:06-6372-1313 担当:阿部
フリーコール:0120-59-8686
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■編集後記
最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。
元三井住友銀行頭取である西川善文氏の回顧録
「ラストバンカー」を拝読しました。
「安宅産業」を破綻させると日本経済が崩壊する。との危機感を持ち、
日本経済を救う使命感を持ち取り組んだ経緯が、
ドキュメンタリーとして当時の状況がリアリティを持って理解出来ます。
「破綻処理と再建」を一貫して携わった西川頭取の心意気が伝わります。
「痛んだ企業を立て直すとは、雇用と事業をどこまで守るべきなのかを
痛みを持って決断する事。」
「リーダーシップとは、直面する難題から逃げない事である。」は、
正に至言だと感銘します。
何を隠そう、洲山は前職の時代に、西川頭取と名刺交換をしました。
素晴らしい経営者と接するチャンスがあったのは光栄です。
日本郵政も西川社長が経営されれば---と惜しまれます。
これからも、毎日の仕事に喜び、将来に明るい望みを持ち、
大地に根を生やした企業サポートに邁進します。
事業再生に関しての問い合わせに関しては、
事業再生を志す方のメール相談を洲山が秘密厳守で承ります
事業再生・M&A・事業承継に関してはお気軽にご相談下さい。
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執筆、取材、講演等を受け付けております。
お気軽にどうぞ。
⇒ 大阪本部オフィス:TEL(06)6372-1313 阿部事務局長宛
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