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vol.267 急激な円安に対するナニワの評論家の考察 特集号

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『喜望大地・会長:洲山(しゅうざん) 事業再生・皇寿経営レポート』
         vol.267 2013年5月21日号    発行部数23,576部
「借金30億円からの逆転コラム」

今回のテーマは、「急激な円安に対するナニワの評論家の考察 特集号」
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永遠に存続発展する『皇寿経営』を提唱し、推進する
「社長に笑顔と勇気を与え続ける!」を旗印に、
悩める社長の救世主として、活動している事業再生家・洲山です。

今週23日(木)14時より大阪梅田にて、『皇寿経営』セミナーを開催します。
資金調達と事業再生について学びたい方を歓迎します。
大阪のもっともホットスポットとなりました
「グランフロント大阪北館」の目の前が、会場でして、
総投資額6,000億円の巨大な再開発群の視察兼ねてお越しください。

本号は、大阪オフィス所属の認定事業再生士(CTP)常務執行役員・神崎和也の
「急激な円安に対するナニワの評論家の考察」 特集号 です。

円安が加速しています。
5月17日には、4年7か月ぶりに103円台に下落しました。

私は以前このメルマガでも書きましたが、円高=悪者説には懐疑的な立場を
取っておりましたので、むしろ円安になることでの(日本の)デメリットを
憂慮していました。
が、案の定、今まで円高=悪者説を声高に唱えていたはずのTV、週刊誌等が、
一斉に円安ネガティブキャンペーンを始めました。

名前を挙げるのは控えますがある民主党の議員が、
国会で安倍首相にフリップを使っていろいろと質問している光景を見ました。
これは結構面白かったけれど、
我が国の国会議員がこんなレベルであると思うとゾッとしました。

その恐るべき内容とは、、、、、記憶はあまり定かではないのですが、
円安になれば(円換算の)原油や食品の価格が高騰し、国民の生活を圧迫する、
安倍政権発足以来、円相場は20%以上下落したが、
国民の給料は殆ど上がっていない、
その責任をどのようにお考えですかという趣旨の質問をしていました。

それはもう必死の形相で、鬼の首を取ったかのような勢いで安倍首相に
詰め寄っているんです。
世の中のお金の流れを全く理解していない発言に驚きました。
円安になり輸入資材の調達コストが上がったからと言って、
直ぐに価格に転嫁する企業はありません。

なぜなら、為替は生き物のように動き、今回のように一本調子でどちらかに
振れることは極めてまれですから、最低でも2-3か月、
普通なら半年以上継続して同じ傾向がみられた場合のみ
製品価格の改定を行うの一般的でしょう。

それはいつですか? 『今でしょ!』 そうです。
これからやっと価格改定を行う会社が増えてくるはずです。

でも、今売ってもその代金が入ってくるのは何か月も先の事です。

大手企業の下請けに入っている製造業なんて、月末締めの翌月末払い、
それも3か月先の手形とかいって、
資金化されるのが半年くらい先になるのはよくある話です。

最低でもそこまでいかなければ、
中小企業の給与が上昇するのは難しいと思います。
値上げとその商品を売ったお金から支払われる賃金上昇に
タイムラグがある事は小学生でもわかる論理なのに、
必死になって安倍首相に迫っているその姿が面白かっただけです。

正に反対の為の反対、本来の民主党のスタイルに戻ったとも言えます。
民間企業の賃金が上がらないのを自民党の責任だと言うのは、
ほんの半年前まで政権を担当していた
民主党議員の口から出る言葉とは思えません。
厚顔無恥ここに極まれりとはこの事です。
多分わかっておっしゃってると思いますが、、、、

でも、こんな当たり前のことを書いても全然面白くないですよね。
解っています。だれも私にそんなことを期待していないって事は。

それではいつものお笑い路線に戻りましょう。

題して『超ウルトラスーパースペシャル円安(1ドル=360円)に戻ったら』
日本は、1944年ブレトンウッズ会議以降、
1971年におこったニクソンショック後の
スミソニアン協定までの27年間、1ドル=360円の固定相場制だったことは、
年配の人だったら憶えているでしょう。
でもそれより前の事を詳しくご存じの方は少ないと思います。

1871年(明治4年)5月10日『新貨条例』公布により、
純金 1.5gを1円と定められました。
この時代は金本位制を取っていたため、
1円金貨は量目25.72グレイン、品位10分の9、
純金量23.15グレイン=0.4匁=1.5グラムと規定されていました。

一方、1837年に決められていたアメリカの1ドルの量目は25.8グレイン、
純金量23.22グレインだったので、ほぼ1ドル=1円くらいだったんですよ。
『円』って結構、高貴な生まれだったんですね? 

それから、日清、日露戦争、そして第一次、第二次世界大戦を経て、
前述の1ドル=360円に落ち着いたんです。
この時点が円史上最高水準の円安と言えますので、
いっその事この時点まで戻ってしまえばいいんです。

思いっきりざっくりアバウトに計算すると、
円の価値は現時点の3.5分の一になるわけですから、
ガソリンは1L=500円を超え、
ほとんど全ての食料品は2倍以上になるでしょう。
勿論電気、ガスも2倍以上になるのは確実です。

しかし、そうなったとき本当に日本は破綻するのでしょうか? 
ほんの28年前のプラザ合意前までは、240円程度の水準でしたから、
それから見れば何とかなりそうな数字じゃないですか。

その時のコーヒー一杯の値段が280円、
アルバイトの最低時給が480円くらいでしたから、
今と比べてもとんでもない水準であるわけではありません。

輸入する=ドルを購入しなければならないから円が必要になるわけですから、
そうなれば出来るだけ国産品を使おうと言う事になるはずです。

思い出してくださいお父さん、30年前の新入社員の時を。
スーツはいくらしましたか?ワイシャツは?ネクタイは? 
私の記憶によれば、今とそう変わらない、
ひょっとしたら今よりも高かったかもしれません。

当時高級ウィスキーの代名詞だった『ジョニ黒』は一本一万円でしたし、
神崎家の家宝であった『ナポレオンのブック』は値段の想像すらつかないほど
高価なものだったはずです。

今はどうでしょう。
近所のディスカウントショップで調べてみると『ジョニ黒』は
一本1,980円で売っていました。
つらつらと思いだしてみましたが、ほとんどのものは今と同じか、
非常に高価だった(収入に比べて)気がします。

飽食の時代と言われて久しい現代の日本は物で溢れています。
50歳を超えている私のような一般人は、流行や好みを考えなければ、
今のワードローブで一生服を買う必要はないと思います。

私の子供(大学生と高校生)にインタビューしてみました。
Q.『なにか欲しいものは無いか?』
4.『別にない、、、強いて言えば愛かな。』
中々粋な事を言う息子です。

多少は親の経済状態を気遣って言ってくれているのでしょうが、
本当に何も欲しがらないし、必要なものもないみたいです。
それだけモノがあふれているのです。

もう一度言います。食べ物や電気代ガス代が、2倍3倍になったからと言って、
本当に日本が破綻するでしょうか。 

一般的な家計に占める、食費と光熱費の合計は約20%くらいです。 
これが、50%になっても何とか生きていけます。

こんなことを言えば、またクレームがつくかもしれませんが、
携帯やネットに使っている費用を控えれば何とかなると思いますし、
国内で仕事が増えるわけですから、失業者もいなくなり
(なんせ、ほとんど全てが国産品になるわけですから。)

年金、保険等の行政コストも大幅に削減できます。
そうそう、休耕田、耕作放棄農地も無くなるわけですから、
農家に対する所得補償もしなくてもよくなります。

老若男女、動ける人は全て何らかの役目を持たなければ
社会が成り立たなくなります。

今より、いいじゃん。

20年や30年外国からモノを買わなくたって何とかなります。
最低限の食料と最低限の燃料を買うだけのドルだったら、
何とかなるでしょう。

ひょっとしたらアベノミクスの本当の目的は、
超円安に誘導し、その後ハイパーインフレを誘発する事により、
日本国債のデフォルトを経て、
真の財政再建を目指しているのかもしれません。

なんせ、日本の国債は殆ど自国内で消化していますから、
IMF管理になり将来に禍根を残す可能性も低いと思われます。

結論 そうなったほうがいいかもしれません。
今の若い人にとっては、、、、、

≪ここまで読んでいただいた皆様へ≫
他のコンサルタントの役に立つメルマガとは違い、
私のメルマガは何の役にも立ちません。
でも、仕方ないんです。 出自が違いますから、、、、
あんな真面目な話は私には書けません。
弊社の代表は非常に懐の広い人で、過去私が何を書いても一切何も言わず、
原文で掲載していただいております。
そのご厚意に甘えて、その時に、思ったことを、
ただ本能の趣くままに書き散らかしたものが、これです。
不適当な表現があるやもしれませんが、
所詮無教養な人間が書いた事と笑い飛ばしていただけましたら幸いです。
 

私たち喜望大地のコンサルタントは、
いかなる逆境もあきらめず、不撓不屈の精神で頑張る社長を応援します。

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■編集後記

最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。

2月末には資金ショートで破綻可能性が高い。との由で緊急相談が有り、
ICUの緊急対応した会社が蘇生して、回復に向かっています。
7カ月間で、約2億円の赤字を出して、途方に暮れていたのが、
営業体制の2トップにより、臨店指導と財務リストラにより、
復活しました。労働分配率80%の危機的数字も約半分に改善しました。
『決断と実行』を時間との闘いで推進すると大きく流れが変わります。

これからも、毎日の仕事に喜び、将来に明るい望みを持ち、
大地に根を生やした企業サポートに邁進します。

事業再生に関しての問い合わせに関しては、
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