メールマガジンバックナンバー

vol.396 I-Cバランスについて―やる気を醸成する組織論 特集号

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「社長に笑顔と勇気を与え続ける!」悩める社長の救世主:洲山(しゅうざん)
vol.396 2016年7月25日号 発行部数22,137部

「地獄に仏と感謝され、ピンチをチャンスに変える、洲山レポート」

今回のテーマは、
「I-Cバランスについて―やる気を醸成する組織論 特集号」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

『地獄に仏』と感謝され、ピンチをチャンスに変える悩める社長の救世主
洲山(しゅうざん)です。

いよいよ本格的な夏の始まりですね。

忙中閑あり、
シルクドソレイユのダイハツトーテムに行きました。
流石世界最高水準のエンターテイメント集団ですね(O_O)

⇒ 続きは、編集後記で、

洲山セミナーのお知らせです。
事業承継・事業再生・M&Aをお考えの経営者にお勧めです。
8月は、セミナー開催しませんので、
お盆までに生き残り戦略を考えたい社長はご参加ください。

日時:7月26日(火)15:00~17:00
場所:JR品川駅高輪口徒歩3分
東京都港区高輪3-25-22 高輪カネオビル8F
喜望大地東京本部会議室

日時:7月27日(水)15:00~17:00
場所:JR線『大阪駅』中央北口徒歩6分
大阪市北区芝田2-8-7 八木ビル3F
喜望大地本社会議室

さて、本号は、ナニワの熱血再生コンサルタントこと
大阪本社 常務執行役員 宮内正一が、
I-Cバランスーやる気を醸成する組織論について を熱く語ります。

今回のテーマは、

『I-Cバランス』のオハナシ

浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー、宮内です。
秋にフルマラソン挑戦!という目標を立てたものの、
7月初めから腰痛に襲われ満足に練習できません…
トホホ…体育会系という看板も危ういかも??

誰も興味のない宮内の体育話はさておき、
クライアントからよく聞く話を少々。

「ウチの従業員はヤル気が無い!」
「それと言うのも社長のお前が甘やかすからや!」
と親父さん。
「ボーナスも出せてないのに、会長は何を言うとんねん、宮内さんどう思う」
と息子さん。

パターンは様々ですが同様の話は本当によくあります。
色んな会社で似たような話を何度聞いた事でしょう。

このてのハナシ、要約すればこんな感じです。

(問題点)社員の士気低下が業績低迷の主たる要因となっている

・親父の目線…「社員がヤル気を出せば会社の業績が上がる。
そうすれば待遇も良くなるのに、何で社員は頑張らんのや」

・息子の目線…「ボーナスも出してへんのに、
社員がヤル気を出すはずないやろ」

どちらもそれなりの意見とは思います。
しかしこの手の問答では「卵が先か鶏が先か」論か、
「精神」論になりがちです。
それでは結局何も解決しませんよね。

ではどうすれば良いか…私の目線から言えば
「崩れている『I-Cバランス』を修正しましょう」
という答えになります。

世の中には社員のヤル気を引き出す系の本があふれていますが、
私はあまり納得しません。
この系統の経営理論は、1938年に発表された世界的名著、
C.I.バーナード「経営者の役割」で既に完成済だからです。

ではバーナードさんの『I-Cバランス』とは何ぞや?…
私なりの解釈ではこうなります。

I=inducement 「誘因」…「むっちゃ頑張ろう!」という気持ちにさせるもの
C=contribution 「貢献」…社員が「仕事頑張るぞ!」という姿勢

I≧Cの時にのみ、社員に強い貢献意欲が生じる…
バーナードさんは「にのみ」というところにポイントをおいています!

I<Cの場合、
1.組織を去る…辞める
2.I=Cに見合うだけの水準に貢献を下げる…仕事は適当にだけする、
って感じですね。

となると経営者は、IとCをイコールにさせる、
出来ればIをC以上にする具体的方法取らなければなりません。
そうで無ければ「卵が先か鶏が先か」「精神論」の域を突破できません。

幸いバーナードさんは、
『I=誘因』の具体的方法を8つ提示してくれています。

・物質的誘因
・個人的、非物質的誘因
・好ましい物的条件
・理想の恩典
・社会的調和性
・関係的作業条件
・事の成り行きに広く参加しているという感情を満たす機会
・心的交流の状態

??のオンパレードですので、重要と思う点を宮内流に解説します。

1.物質的誘因…給料・賞与・その他報酬
確かにその通りなのですが、何かせちがらいですよねおカネって。
しかもおカネはある一定水準を超えると、
誘因としては弱まる事が立証されています。
何より会社が支払える給料は限界がありますし。

2.個人的、非物質的誘因…優越・出世・昇格
一言で言えば「お前はすごい」「出世頭」「優越している」と
誰が見ても判る状態にしてあげる事。
簡単な方法としては人前で褒める事、人事では昇格があります。
バーナードさんは短期的には1.の報酬が少なくとも有効である、
と言っています。

3.理想の恩典
個人の理想を満足させる組織の能力。
働く者の誇り。組織への忠誠。美的宗教的感情。
「自分の仕事に誇りを持っている」「家族に誇れる仕事をしている」
「仕事を通じて社会に貢献出来ている」と主観的に信じられる…
『主観的に信じられる』がポイントです。

4.関係的作業条件…働きやすい職場
不慣れ、場違いな状態を排除する事。オフィス環境の改善…
但し、しょっちゅう変えるとストレスが溜まるので注意。

5.事の成り行きに広く参加しているという感情を満たす機会
かつて社畜の象徴とされた
運動会・飲み会・社員旅行が最近見直されています。
「この組織のみんなといると楽しい」機会作り。イベントによって、
普段目立たない社員が、特別な能力…宴会部長等…を発揮する機会があると、
個々の社員が光り出す事があるはずです

ほとんどの経営者は、誘因というと
「物質的誘因=給料」ばかりを考えますが、
しかしそれだけでは不十分です。
何より払える給料って限界がありますから。

そんな時こそ自社の特徴に合わせ、
様々な誘因をミックスする事で社員の貢献意欲を高める努力が必要です。

私見ですが、多くの場合「社員のヤル気が無いから我が社は良くならん」
という論には絶対反対です。

経営者は経営の柱の一つとして、
『I=Cバランスを適正な水準に保つよう努力』すべきでしょう。

金融・銀行ネタの多い宮内ですが、実は(自称)組織論者です。
財務金融以外のスキルでもお役に立ちたいと心がけております。

私たち喜望大地のコンサルタントは、
いかなる逆境もあきらめず、不撓不屈の精神で頑張る社長を応援します。

お気軽に、フリーダイヤル0120-59-8686 へお電話ください。

創業11周年謝恩の「初回面談無料」をご活用下さい。

このメールを1名でも多くのオーナーがご覧になり、
笑顔と勇気を与え続ける事が私たちの願いです。

『さあ、前を向いて一緒に明るく! 元気に!! 前向きに!!!
前進しましょう!』

いかなる問題も喜望大地の洲山チームが解決出来る可能性がありますから、
ご相談はお気軽に!

お電話のご相談は⇒ 0120-59-8686 (経営変革のゴングはハローハロー)

───────────────────────────────────

■喜望大地 2030年ビジョン 2030.03.02.創業25周年記念式典

延3万社を救い、延自立型経営者10万人の育成、延100万人の雇用を守る

───────────────────────────────────

■洲山セミナー「借金があっても事業承継」
『富士山経営戦略』セミナー・永遠に存続成長するコツを伝授」

洲山が30億円の負債を抱えて破綻のピンチを乗り越えた実践的な
事業再生・事業承継ノウハウ、「借金があっても事業承継セミナー」

悩める社長の救世主として、笑顔と勇気を与え続けるセミナーです。

会費:3,000円 参加特典:(洲山著「借金があっても事業承継」+
「あなたの会社をお救いします」プレゼント)+
個別無料相談タイムを用意しています。

日時:7月26日(火)15:00~17:00
場所:JR品川駅高輪口徒歩3分
東京都港区高輪3-25-22 高輪カネオビル8F
喜望大地東京本部会議室

日時:7月27日(水)15:00~17:00
場所:JR線『大阪駅』中央北口徒歩6分
大阪市北区芝田2-8-7 八木ビル3F
喜望大地本社会議室

問合せ先:大阪本社 TEL:06-6372-1313 担当:吉田
フリーコール:0120-69-8888

───────────────────────────────────

■オリジナル小冊子『事業再生7つの鉄則』無料プレゼント中!

30億の負債を乗り越えた、洲山自身が体験し、学んだ、
経営危機を乗り越えるために必須の7つの鉄則!

───────────────────────────────────

著書のお知らせ:

■過剰債務があっても事業承継できるノウハウ満載

洲山著「社長最後の大仕事ー借金があっても事業承継」
⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4478027439/

■倒産寸前の会社を復活させる秘策満載!

洲山著 「事業再生家─会社が蘇った奇跡の物語」
http://www.amazon.co.jp/dp/4883384489/

■洲山著 幻冬舎新書版 経営状態をよくしたい社長にお薦めです。

「あなたの会社をお救いしますー事業再生総合病院」
http://www.amazon.co.jp/dp/4344020987/

■宮内正一著 リスケジュール=借入金の返済条件変更を学びたい方に

「小さな会社のための正しい『リスケ』の進め方」
http://www.amazon.co.jp/dp/4495593412/

───────────────────────────────────

■編集後記

最後までお読みいただき感謝します。

忙中閑あり
シルクドソレイユのダイハツトーテムに行きました。
流石世界最高水準のエンターテイメント集団ですね(O_O)
人間技とは思えない素晴らしい芸術作品のレベルの技と
演出及び音響と舞台装置に光と映像ですね^o^
ワンダフル(*^_^*)
観客に感動を呼ぶプロ魂に感動します(^o^)
我々も、プロ魂を追求するべく決意しました。

事業承継・事業再生を志す方のメール相談を洲山が秘密厳守で承ります。

事業再生・M&A・事業承継に関してはお気軽にご相談下さい。

⇒ 0120-69-8888

執筆、取材、講演等を受け付けております。
お気軽にどうぞ。

⇒ 大阪本社:TEL(06)6372-1313 阿部事務局長宛

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

全国24時間受付

無料相談はこちらから

お気軽にご相談ください

関連記事

  1. 石井博メールマガジンバックナンバー vol.441 製造業の皆様、ECRSの原則をご理解されています…
  2. 石井博メールマガジンバックナンバー vol.211 製造業の皆様、変化点管理をされていますか? 特集…
  3. 洲山メールマガジンバックナンバー 臨時増刊PR号 専門家としてのブランド確立。経産省後援事業認定専…
  4. 洲山メールマガジンバックナンバー vol.266 円滑化法後の世界 出口ファイナンスとは 特集号
  5. 神崎和也メールマガジンバックナンバー vol.349 資産家の実態とそれに群がる金融マン 特集号
  6. 神崎和也メールマガジンバックナンバー vol.547 なにわの辛口評論家が語る「どうでも良いけど、ちょ…
  7. 宮内正一メールマガジンバックナンバー vol.320 金融庁時事ネタを宮内正一流解説 特集号
  8. 宮内正一メールマガジンバックナンバー vol.450 宮内正一著「会社を守りたければ売上は上げるな! …
お問い合わせ

PAGE TOP