石井博コンサルタントコラム

製造業の皆様、会議は建設的ですか?part3

2010年10月13日号にて、
小職が事業再生に携わった企業で毎週会議を開催し、
議題は不変で3つ
(『損益報告』、『生産・出荷状況報告』、『営業・顧客動向報告』)
であったことをご報告させていただき、先ずは、『損益報告』について、
毎週月次の損益見通しを共有する旨、ご報告をさせていただきました。

また、2010年12月1日号にて、
2番目の議題である『生産・出荷状況報告』について『目で見る管理』をして
どのように現場の方々に視覚で訴えるか、をご報告させていただきました。

今回のテーマは、3番目の議題である『営業活動・顧客動向報告』について
どのように建設的に会議を進めたかをご報告させていただきます。

営業活動・顧客動向を把握するためには、
大きく2つの事を会議で報告、共有することが重要だと思います。

1つ目は、現状認識、向こう数ヶ月のフォーキャストから判断して、
足元、どのくらいの受注が確定されるかを判断する必要があると思います。

2つ目は、現在、得意先の企画部隊、設計部隊で
どのような新製品(新商品)を開発、設計しているか、
いつ頃から試作品の調達に動き出すのか等
を把握する必要があると思います。

また、試作品については、大概、お抱えの試作業者様をお持ちですから、
その業者様に対してもアプローチをして情報を
入手することも重要と思います。

また、現状認識についいては部品別(商品別)の受注数だけではなく、
現在、納品している部品(商品)の納期順守率、
納入数に対しての過剰納入回数、不足納入回数の把握。

また、同業他社の状況も把握して、
その得意先にとって当社はどのような存在か、
どのような位置付けか、を把握しておくことも必要ではないでしょうか。

従って、企画部隊、設計部隊だけではなく、
品質管理部隊からも情報の収集は必要と思います。

当然に既存顧客だけではなく、
新規顧客についても同様な情報収集は必要であると思います。

新規顧客を当社に振り向かせる最大の武器は、
営業マンの巧みな言葉(プレゼンテーション)ではないと思います。

得意先が製造メーカーであれば、
必ず、現場実査(現場確認)があると思います。
現場実査(現場確認)で得意先の担当者のハートを射止めることができれば、
当社に発注していただける確率は高くなるのではないのでしょうか。

得意先の担当者のハートを射止める現場とは、
5S管理が行き届いている現場です。

5S管理(整理、整頓、清潔、清掃、躾)が行き届いているか否かは、
得意先の担当者はすぐわかるはずです。
得意先の担当者は、何百、何千という工場を見てきているはずです。
自分なりの評価を持っているはずです。
お目に適う工場にしたいものです。

しかし、目的は、得意先の担当者のお目に適うことではなく、
生産効率が良くムダがない工場づくりを目指すことである、思います。
少し脱線しましたので5S管理については、後日、ご報告させていただきます。

3回にわたって、小職が実行した会議運営の仕方をご報告しましたが、
タスクフォースでの情報共有、決めたことを、きちんと、ルール通り、
何時までに、誰が、具体的に何を、
どうする等を決定する場が会議ではいでしょうか。

現場の方々の意見を尊重して建設的な会議を開催し、役割分担を明確にして、
利益が出る会社にしていくことが従業員の方々の喜び、
ひいては地域貢献につながるではないでしょうか。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

 

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