石井博コンサルタントコラム

製造業の皆様、現場で『ムダどり』を意識していますか?

トヨタ生産方式では、
ムダを『付加価値を高めない、いろいろな現象や結果』と定義しています。
このムダを無くすことが重要な取り組みである、言われております。

代表的なムダは7つある、と言われております。
1.つくりすぎのムダ
2.手持ちのムダ
3.運搬のムダ
4.加工そのもののムダ
5.在庫のムダ
6.動作のムダ
7.不良をつくるムダ

徹底したムダを排除するために、
前回メルマガでご紹介した『見える化』が重視される、
といことになります。

ムダは見えなければ(認識されなければ)排除することができない、
そのために『5S』が重要である、ということです。
基本は『5S』ということですね。
『5S』についても以前メルマガでご紹介させていただきました。

トヨタ生産方式では、
品質向上、原価低減を目的とせず、
ムダを排除するプロセスを重視しているように思います。
ムダを排除すれば、結果、品質向上、原価低減が達成できる
と考えられているようです。

ムダを排除するプロセスを重視しているとは、
『人に光を当てる経営』をしていることにつながると思います。

『人に光を当てる経営』とは、
次工程お客様主義を貫き、自工程では不良をつくらない、
不良を流出させない、という現場の方々の意識が重要で、
結果、ムダが排除できるのではないでしょうか。

ご支援させていただいている食品加工メーカー様も、
売上高構成比の上位商品は、機械加工後、
人海戦術にて箱詰め、梱包作業をされております。
完成品になるまで数工程掛っております。

機械加工に携わっているオペレーターの方々には、
源流管理の重要性、次工程お客様主義、
自工程では不良をつくらない、不良を流出させない、
という意識を持っていただき仕事、作業に取り組んで
いただけるようなご支援を心掛けております。

製造現場では、いかに時間当たりの出来高を上げるか、
いかに不良率を軽減させるかが重要なことであると思います。

トヨタ自動車のような大企業だから、
優秀な人材が沢山従事しているから、改善・改革ができるのではなく、
我々、中堅中小零細企業であっても現場の方々の意識によって
ムダは排除できるのではないでしょうか。

現場の方々に、何故、時間当りの出来高を上げる必要があるのか、
不良率を軽減させる必要があるのか、をご理解いただくように努めることも
経営者(社長)の仕事の一つではないでしょうか。

我々、中堅中小零細企業の現場にそのままトヨタ生産方式である
『JIT(Just In Time)』や『自働化』を導入したとしても
上手くいかないことが多いようです。
これは上述しましたが、現場の方々の意識が従前と変わっていない
ことが要因の一つだそうです。

モノづくりは、人づくりと言われているように、
目的意識を持って仕事、作業に取り組んでいただきたいものです。
小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

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