石井博コンサルタントコラム

製造業の皆様、商品・製品別EBITDA管理計表の活用具体例Part2

前回(2011年10月7日)発行のメルマガで照会させていただきました、
『製造業の皆様、商品・製品別EBITDA管理計表の活用具体例』では、
事例を提示してどのようにEBITDA管理計表を活用すれば、
高収益企業に生まれ変われるかをご説明させていただきました。

今回もEBITDA管理計表の活用具体例としてご照会させていただきます。
今回は、製造業の皆様には直接関係がなく、
聞きなれない業界用語も出てくると思いますが、
EBITDA管理計表の考え方、運用の仕方は同じですので、
ご参考までにご紹介しようと思いメルマガを発行させていただきました。

建築・土木業界等では実行予算を管理することが重要だ、と言われています。
実行予算とは端的に申し上げると原価です。
受注いただいた工事(物件)にて見積りと
実際に発生する費用(いわゆる原価)との
差異を明確に把握することが重要だ、ということです。

現在、ご支援させていただいている建築・土木業界のクライアント様にも
実行予算(EBITDA管理計表)の精度向上のご支援をさせていただいております。

建築・土木業界でいう売上原価のことを完成工事原価と称しており、
工事中の物件に関わった費用は未成工事支出金として処理しており、
工事完成後に当該工事原価を未成工事支出金から
完成工事原価に振り替える会計処理を施します。

今回、ご照会する実行予算管理については、あくまでも管理会計ですので、
上述したような会計処理ではなく、
受注いただいた物件ごとに見積りと実際に発生した費用および
発生しそうな費用を明確にして、
見積りとの乖離を把握することを目的にした管理計表です。

ご支援しているクライアント様の工事原価内訳は、
材料費、労務費、外注費、現場経費という勘定科目を使用されていますので、
ほぼ、製造業の皆様が使用されている製造原価の内訳と同様だと思います。

実行予算の運用方法ですが、各物件ごとの担当者の方に、
作業日報をご作成いただくように日々実行予算を
アップデートしていただくようにしました。

例えば、本日、当該物件含め3物件の現場を回り、
各物件の現場監督と打ち合わせをしたとします。
その時に発生する当該物件の労務費については、
担当者の方が当該物件にて要した時間を記載していただき、
物件ごとに労務費を按分していただくようにしました。
材料費、現場経費については購入した時点で、
何をいくらどこから購入したか、を計上していただくようにしました。

物件担当者の方々は、日々実行予算をアップデートしていただく訳ですから、
見積りに対して実際に発生している費用が工事進捗状況から考慮して、
発生し過ぎではないか、発生し過ぎているのであれば、
今後どの様にコントロールしていくのか、
ということが把握できるようになると思います。

以前は、結果、締めてみて見積りより利益が出ていない、赤字になった、
というようなことでしたが、
実行予算を日々アップデートしていくことで、
事後ではなく事前に当該物件の損益を
把握できるようになるのではないでしょうか。

ご支援させていただいているクライアント様も
導入についてはこれからですが、
なんのために、どの様な目的で実行予算を
日々アップデートする必要があるのかをご理解いただき、
活用していきたいと思っております。
運用状況については、また、後日、ご紹介させていただきます。

上述した建築・土木関係のクライアント様だけではなく、
卸業者様にもEBITDA管理計表の作成ご支援をさせていただいております。
業種業態問わず活用可能だと思います。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

 

関連記事

  1. 石井博コンサルタントコラム 製造業の皆様、作業日報(作業報告書)を活用していますか?
  2. 石井博コンサルタントコラム 『製造業V字回復の軌跡(実力利益率20.0%超の優良企業へ)』
  3. 石井博コンサルタントコラム 実力利益20%超の優良企業へ
  4. 石井博コンサルタントコラム 製造業の皆様、SCMの構築に取り組まれていますか?
  5. 石井博コンサルタントコラム 製造業の皆様、問題解決の8つのステップ
  6. 石井博コンサルタントコラム 製造業の皆様、商品・製品別EBITDA管理計表の活用具体例
  7. 石井博コンサルタントコラム 製造業の皆様、なぜなぜ5回真意の追求を実施されていますか?
  8. 石井博コンサルタントコラム 製造業の皆様、管理会計を導入していますか?
PAGE TOP