石井博コンサルタントコラム

製造業の皆様、品質管理活動に経営資源を投入していますか?

品質とは、『品物またはサービスが、使用目的を満たしているかどうかを
決定するための評価の対象となる固有の性質・性能の全体』と
定義されています。
(1999年のJIS Z8101改定の際にこの定義は削除されました。)

品質管理とは、『買い手の要求に合った品質の品物またはサービスを
経済的につくり出すための手段の体系』と定義されています。

品質管理には、広義の品質管理と狭義の品質管理が存在しており、
広義の品質管理を『品質マネジメント』と称し、
狭義の品質管理は『品質コントロール』と称しているようです。

製造現場では一般に狭義の品質管理である『品質コントロール』を
指していることが多いようです。

ある方がおしゃっていましたが、
『得意先(顧客)は神様ではなく殿様である。』とのことです。

仮に不良を流出させ、得意先に迷惑をお掛けしたとしても神様であれば、
『人間だからそんなこともあるよね。』
『新入社員がつくったんだって、じゃあ仕方がないよね。』
というように慈悲、慈愛の心をお持ちだ、とのことです。

しかし、殿様であれば、打ち首獄門の刑に処せられる、とのことです。

ビジネスではどうでしょうか。

損害賠償等の金銭でご納得していただけるのであればまだしも、
取引中止のような事態に発展しかねません。

従って、経営者の方々は広義の品質管理である『品質マネジメント』に
経営資源を投入する必要があると思います。

ご支援させていただいている食品加工メーカー様にも
『品質マネジメント』をそろそろ導入していきたいと考えております。

製造現場での品質管理のツールとしては、
よく『QC七つ道具』、『新QC七つ道具』等が利用されているようです。

今回のメルマガでは、『QC七つ道具』にて、
どの様に製造現場で活用すれば改善・改革ができるか、
をご紹介したいと思います。

『QC七つ道具』とは、
1.特性要因図
2.パレート図
3.ヒストグラム
4.管理図
5.散布図
6.グラフ
7.チェックシート

大企業であれば品質管理部門があり、工程検査、出荷検査等にも
人員を割り当て対応されていると思いますが、
中堅中小企業ではマンパワーの問題でその様な管理体制が
構築できている会社様は少ないと思います。

そこで、現場の方々にどの商品(部品)で、どの様な不良が多いか、
何を改善すればその商品(部品)の不良が削減されるか、
を把握していただき、改善・改革するために役立つツールとしては、
先ずはパレート図があげられると思います。

パレート図とは、
値が降順にプロットされた棒グラフと
その累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフです。

パレート図からは下記事項がわかると言われています。

1.どの不良内容がもっとも多く問題かがわかる
2.不良内容の大きさの順位がわかる
3.ある不良内容が全体のどのくらいの構成になっているかがわかる
4.どの不良内容とどの不良内容を改善・改革すれば
 どの程度解決できるかがわかる
5.不良内容の大きさが目で見てわかる

パレート図(ご参考)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Pareto_graphic_01.png
(出典:Wikipedia ウィキペディア)

今回は、パレート図だけしかご紹介できませんでしたが、
他の品質管理ツールも活用され、
殿様に可愛がっていただく努力をすることが重要ではないでしょうか。

結果、高収益体質の企業に生まれ変われることを確信しております。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

   

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