石井博コンサルタントコラム

製造業の皆様、生産管理体制構築に経営資源を投下していますか?

前回のメルマガでは、
多品種少量生産に対応するためには事前準備である段取りをいかに無駄なく、
効率良く実施することが重要であり、
内段取りから外段取りに改善・改革していくことで
仕掛品の削減、在庫の削減、引いてはキャッシュフロー改善に
寄与することをご報告させていただきました。

今回は、
生産計画立案を含めた生産管理体制構築について
ご紹介させていただきます。
生産管理体制を構築することで今以上に利益が捻出できる企業に
生まれ変わると確信しております。

生産管理とは生産計画と生産統制に大別されると言われております。
生産計画はさらに基本計画と業務計画に大別されると言われており、
基本計画は経営方針にもとづいた製造現場での方針をしめし、
業務計画は販売計画に対応して、
商品、数量、納期等を決定する計画と言われております。
さらに業務計画については、
工数計画、日程計画、作業人員計画、資材・副資材調達計画、
外注計画等と細分されることとなります。

生産統制とは日々の作業を統制することであり、
例えば日程計画であれば進捗状況を確認することであり、
進度管理と言われており、ガントチャート等を使用して管理することです。

日程計画の話題になりましたので、
現在、ご支援させていただいている
食品加工メーカー様での日程計画立案について
ご紹介させていただきます。

同社は、見込み生産と受注生産(OEM商品)が混在しており、
かつ、1工程にて完成品となるわけではなく、
数工程にて加工を施して完成品になる商品が大半をしめております。

従前の日程計画では、向こう1週間の日程計画を現場に提示して、
追加受注があった場合は、都度、日程計画を変更して
製造現場に対して製造指示を出しておりました。

現場の方々からは、今、製造している商品がいつの納期かわからない、
また、一昨日、製造した商品と本日製造する商品は、
アタッチメントを変更するだけで
段取り替えに要する時間は少なくてすむのに、
なぜ、同タイミングで製造しないのか、という様な意見が散見されました。

そこで、日程計画を立案する管理部門の方々と協議をして、
中日程計画と小日程計画を立案することとしました。

中日程計画とは向こう1週間の日程計画、
小日程計画とは翌日の日程計画をしめしております。

毎週、各ライン長を集めての生産会議を開催して、
向こう1週間の中日程計画を提示して、
各ライン長に作業の優先順位をつけてもらうようにしました。

また、今、製造している商品がいつの納期か
当該製造ラインの方々もわかるように、
前工程での製造日、次工程での製造日を小日程計画に反映させ、
同日の製造作業順位については各ライン長にお任せするようにしました。
各作業の着手時期と完了時期を把握できようにしました。

導入し始めて間もないので、結果の確認はできておりませんが、
現場の方々を交えて日程計画を立案することで、
現場の方々にとっては、やらされ感ではなく、
自らが主体となって日程計画立案に参画する、
という意気込みを持っていただければよろしいのではないでしょうか。

やり方については、不具合が発生するようでしたら、
更なる改善・改革をすればよいことですから、
いかに現場の方々の意見を聞き、それを反映させるか、
ということが重要なのではないでしょうか。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

 

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