石井博コンサルタントコラム

購買管理、外注管理の要諦

前回のメルマガでは、生産計画立案を含めた生産管理体制構築について
ご紹介させていただきました。
生産管理体制を構築することで今以上に利益が捻出できる企業に
生まれ変わると確信している旨、ご報告させていただきました。

今回のメルマガは、以前(2012年7月31日)発行したメルマガ
『製造業の皆様、在庫管理は実施されていますか?』に通じる内容で、
在庫管理から更に一歩踏み込んだ購買管理・外注管理について
ご報告させていただきます。

以前発行のメルマガでは、在庫が多すぎる場合の問題点として、
運転資金の固定化、デッドストックの増加、在庫関連費用の増加、
保管スペースの増加等のムダな費用、場所等が発生すること。
逆に在庫が少なすぎる場合の問題点として、
品切れによる機会損失増加・信用度低下、生産期間(納期)の長期化、
緊急調達増加によるコスト増加等が発生することをご報告させていただき、
具体策としては、商品別にABC分析をして、
商品別に管理形態を変えて管理することをお勧めしました。

今回は、在庫管理から更に一歩踏み込んだ購買管理・外注管理について
ご報告させていただきます。

購買管理とは、
『生産活動にあたって、外部から適切な品質の資材を必要量だけ、
必要な時期までに経済的に調達するための手段の体系である。
(JIS Z 8141-7206)』と定義されております。

購買計画とは、
『購買方針、生産計画に基づいて、購入する品目、数量、納期、
予算などを決める活動(JIS Z 8141-7207)』と定義されております。

有利な購買活動を実施するためには、購買活動の5原則を確保することが
重要であると言われており、購買活動の5原則とは、

(1)適切な取引先を選定し確保する。
(2)適切な品質を確認し確保する。(Quality)
(3)適切な数量を把握し確保する。(Delivery)
(4)適切な納期を設定し確保する。(Delivery)
(5)適切な価格を決定し履行する。(Cost)

自社にとって、Q(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)を満足させることが
できる業者を選定することが重要である、と言うことです。

購買方式には、タイミングと量による分類(当用買方式、長期契約方式)と
価格による分類(競争入札方式、見積り合わせ方式、随意契約方式)と
大きく2種類の購買方式に分類されると思われます。

よく購買担当者の方から、原材料メーカー様、梱包資材メーカー様等から
最少発注ロット以上でないと価格が高騰するとか、ケース単位でないと別途、
発送料を頂戴するとか、受注自体を受け付けない等を言われることがあるが
どうすればよいか、との問い合わせを受ける場合がありますが、
小職の考えは、多少、価格が高騰するとしても
必要な量のみを購入することをお勧めします。

確かに、発注ロットをまとめることで単価は低減できるかもしれません。
在庫としてストックしておいても錆びる、腐ることがないかもしれません、
しかし、上述した購買管理の定義からは逸脱しますし、
それ以上にキャッシュフローを悪化させることとなります。

企業を営む上では、いかに利益をあげ、
いかにキャッシュフローの改善をして、
利害関係者に喜んでいただくことが最重要課題ではないでしょうか。

今回のメルマガでは、
購買管理のみにフォーカスを当てご報告をさせていただき、
外注管理については紙面の都合上ご報告できませんでしたので、
次回メルマガでは外注管理についてご報告させていただきます。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

 

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