石井博コンサルタントコラム

製造業の皆様、現場にてグループ長は作業に従事していませんか?

前回のメルマガでは、外部資源の活用も含めた資材調達から顧客満足を
実現させるためのシステムであるSCM(Supply Chain Management)について
ご報告させていただきました。

しかし、我々中堅中小企業の場合は、
MRP(Material Requirements Planning)を使いこなすことは労力を費やし、
思った程の成果を出す事が難しいので、
部品構成マスターだけは常にアップデートすることを心掛ければ、
新規引合い時の原価計算に威力を発揮する旨、ご報告させていただきました。

今回は、現場にてグループ長の役割についてご報告させていただきます。

小職がご支援させていただいている製造メーカー様も、グループ長の方々には
『作業現場(作業ライン)に入り作業者同様な作業をする必要はない』
と述べております。

優秀なグループ長のいる現場では、グループ長を中心に
積極的に改善・改革活動に取組み、品質、コスト、納期等に
大きな成果を上げており、
お客様から信用、信頼され高い評価をいただいております。

その様な現場では、自主管理活動が定着しており、
場当たり的な管理にはなっていないと思われます。

場当たり的な管理になっている要因としては、
グループ長が作業現場(作業ライン)に入り、
『木を見て森を見ず』 現象に陥るからだと思います。

グループ長の本来の役割は、任されたラインをマネジメントすることであり、
品質、コスト、納期等を順守することにつきると思います。

品質、コスト、納期等を順守するためには、
(1)部下を指導、教育する
(2)作業中の部下の監督および指示をする
(3)QC(Quality Control)活動を活発化させる
(4)作業手順を決め、作業方法を常に改善させる
(5)不良率を低減させるためにはどうするか
(6)稼働率を上げるためにはどうするか
(7)時間当たりの出来高を上げるためにはどうするか

等を常に考え、作業者よりも一段も二段も上から、俯瞰する立場で、
物事を考える必要があると思います。

次の事を考えながら余裕を持って対処していくことが
必要ではないでしょうか。
グループ長が現場作業(作業ライン)に従事することで
余裕が失われることになると思います。

仮に不良が発生し、お客様に納品されクレームとなった場合でも、
グループ長の役割としては、なぜ不良になったのか、
なぜ不具合品が流出したのか等、
以前のメルマガでもご紹介させていただきました
『なぜなぜ分析』 をして、真の原因を追求して、
次回生産時までには必ず改善・改革することが
本来の役割ではないでしょうか。

真の原因追求をした後、他商品にも同様な現象が
発生する可能性があるかもしれない、
という疑いの目で横展開していくことが重要だと思います。

上述させていただいた製造メーカー様も半年以上前から、
グループ長の方々には、
『作業者になるな、自ラインをプラプラ歩き回ってくれ』 と
社長から指示し続けていただき、
少しづつ現場作業(作業ライン)から離れていただける様になってきました。

グループ長の方々には作業に従事していただかず、品質、コスト、
納期等を最大限順守する本来の仕事をしていただきたいと思います。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

 

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