石井博コンサルタントコラム

製造業の皆様、ECRSの原則をご理解されていますか?

前回のメルマガでは、
マネジメント層がどの様に製造現場のグループ長の方々に働きかけ、
グループ長が担当する自ラインを管理(QCD管理)していくか、
について小職の見解をご紹介させていただきました。

今回は、グループ長の方々に自ラインにて、
いかに作業員の方々を巻き込み、改善・改革していただくか
についてご紹介させていただきます。

先日、新規ご契約を頂戴した製造メーカー様にお伺いしたところ、
現場の方々に対してマネジメント層から
『原価低減(コストダウン)の考え方』なる資料が配布されており、
その中に作業改善の着眼点として『ECRSの原則』
についてご説明をされておりました。

以前メルマガでも数度、『5S』『トヨタ生産方式7つのムダとり』
『見える化』等の改善・改革の方法について
ご紹介させていただきましたが、
『ECRS』も同様に生産の合理化を狙いとした手法ですが、
工程、作業、動作を対象とした分析に対する改善の指針です。

『ECRS』とは、
1.Eliminate(排除)
2.Combine(結合)
3.Rearrange(交換)
4.Simplify(簡素化)

の頭文字をとった改善の原則です。

1.Eliminate(排除)とは、
その工程自体、作業自体、動作自体をなくすことができないか、
という観点から改善・改革する方法です。

2.Combine(結合)とは、
なくせないのであれば、結合させることはできないのか、
という観点から改善・改革する方法です。

3.Rearrange(交換)とは、
なくせない、一緒にできない、となると、
次は順序の変更をして作業効率を向上させることはできないか、
という観点から改善・改革する方法です。

4.Simplify(簡素化)とは、
なくせない、一緒にできない、順序の変更はできない、となると、
最後に少しでも簡素化できないか、
という観点から改善・改革する方法です。

上述した様に、『ECRS』の改善は、
1.Eliminate(排除)、
2.Combine(結合)、
3.Rearrange(交換)、
4.Simplify(簡素化)の順番に検討することが、
検討し易いと言われております。

中小中堅企業になると、マネジメント層の方々が、
実際に現場に入る(作業に従事する)ことも少なくなると思われます。
『ECRS』の改善ができるのは、やはり現場の方々ではないでしょうか。
作業に従事していることで発見できることが沢山あると思われます。

そうなると、現場のグループ長の方々が、
いかに自ラインの作業員の方々を巻き込み、
現場にて改善・改革していくことが、
強い現場をつくり上げていくことになるのではないでしょうか。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

 

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