前回のメルマガでは、『トヨタの問題解決
(著者:(株)OJTソリューションズ)』 という興味深い
書籍に記載されていたトヨタ従業員の方々が、
問題解決をするための考え方には、8つのステップがあり、
『STEP7:効果を確認する』 ためには、
対策実行をズルズルと続けないことで、
期限を決めて効果を評価する。
対策の効果があらわれなかった場合は、
再度、真因の追求をする旨、ご報告させていただきました。
今回のメルマガは、
『STEP8:成果を定着させる』 です。
成功のプロセスを仕組みとして定着させることとは、
いつ、誰がやっても、同じ結果になる、ということであり、
標準化する、ということです。
標準化と管理の定着を行う手順としては、
(1)仮につくった作業のやり方を正式な標準にして公にする。
(2)管理の方法を決めて、標準書などを制定する。
(3)新しい(正しい)管理手法を周知徹底する。
(4)作業の正しいやり方を訓練する。
(5)維持されているかを三現主義で確認する。
成果を関係部署に拡大していくことをトヨタでは横展と呼んでおり、
それが組織全体の力に結びついていく、と言われております。
横展までできたら、それを維持できているのか、
定期的に現場を見て確認することが重要だ、と述べており、
標準が他部署で当たり前のように実施されて、
はじめて会社は変わっていく、と言われております。
1つの問題解決の完了は、次なる問題解決のスタートであり、
標準のレベルを上げ続けることで組織力が向上し、
仕事の質や現場力をアップさせることにほかならず、
問題解決には終わりはない、と言われております。
与えられた仕事をそつなくこなすだけではなく、
自らが考え、行動できる人材が増えれば、
企業の成長となり、結果、
高収益企業の体質になっていくのではないでしょうか。
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