石井博コンサルタントコラム

部品別実力利益管理計表から何を読み取り、どの様に活用、改善・改革していくのか!

前回のメルマガでは、大きく4つの資料
[前月の部品別売上高一覧表、前月の作業報告書(作業日報)、
直近残高一覧表(損益計算書)、
直近(過去6ヶ月ぐらい)全従業員の給与明細]から、
『部品別EBITDA管理計表』をどの様に作成していくのか、
ということについてご説明させていただきました。

今回のメルマガでは、成果物である
『部品別EBITDA管理計表』から何を読み取り、
どの様に活用、改善・改革していくのか、
ということについてご説明させていただきます。

製造メーカーの場合、
いかに製造原価を低減させるかがポイントになると思います。
製造原価とは、材料費、労務費、外注加工費、製造経費の合計に
月初・月末在庫の増減をした原価を示します。

製造原価の内訳で材料費率は構成比が高いので
作業報告書(作業日報)に正確に不良率、
不良要因が記載されていれば材料費を削減するための
分析がし易くなると思います。

不良要因が原材料(素材)に起因することなのか、
加工工程に起因することなのか、
作業者に起因することなのか、
を分析する必要があると思います。

材料費同様に労務費も構成比が高いので作業報告書(作業日報)に
正確に段取時間、加工時間等が記載されていれば
労務費を削減するための分析がし易くなると思います。

前段取を実施する、治具等を作成し使用することで
加工時の不良、時間短縮ができないか等を
分析する必要があると思います。

外注加工費については、
極力内製化するように努められた方がよろしいと思いますが、
材料費、労務費、製造経費等の発生金額が、
内製化した場合よりも外注加工の方が安価ですむのであれば、
外注展開をすればよろしいと思います。

しかし、以前から外注展開をしている部品たから、とか、
自社の生産計画の見直しをせず、
安易に外注展開をすることは避けなければならないと思います。

製造経費については、
直近の残高試算表(累計)から各勘定科目ごとに売上高構成比をにらみつつ、
どの勘定科目の構成比が高騰しているかを把握する必要があると思います。

また、月初・月末の在庫増減(金額)を把握することも重要です。
原材料、仕掛品、完成品の月初・月末の在庫金額を
明確に把握する必要があり、月末の在庫金額が月初より多くなれば、
売上原価が低減し、売上総利益(粗利益)が高騰することとなり、
EBITDA(営業利益)は高騰することとなりますが、結果、
法人税等で支払う金額が多くなります。

キャッシュフローの観点からすると、今、必要でないモノが
存在するため、適正な在庫水準をルール化する必要が
あると思います。

『部品別EBITDA管理計表』から、
部品別に儲かっているか否か、EBITDAが黒字か、赤字か、
赤字であれば何をどのように改善・改革するのかの
ポイントをつかむために活用されればよろしいと思います。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

   

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