石井博コンサルタントコラム

実力利益20%超の優良企業へ

前回のメルマガでは、
『部品別EBITDA管理計表』から部品別に儲かっているか否か、
EBITDAが黒字か赤字か、赤字であれば何をどのように
改善・改革するのかのポイントをつかむために計表を
活用していただければよい旨、ご説明させていただきました。

今回のメルマガは、『部品別EBITDA管理計表』 より
改善・改革するポイントは明確になったが、
実際に改善・改革していくのは現場の方々の仕事ですから、
いかに現場の方々にやる気になっていただき、
いかに現場の方々を燃える集団に変革させていくのか、
ということについてご説明させていただきたいと思います。

ご支援しているクライアント先には、
常に申し上げていることですが、マネジメント層の方々だけが
事業再生させる意志・意欲があっても、
実際に実作業をしていただくのは現場の方々ですから、
いかに現場の方々を巻き込み事業再生に取り組んで
いただく必要があるのかを常に申し上げております。

小職が実家で事業再生していた時に実施していた方法で、
現在ご支援しているクライアント先でも概ね同様な手法で
現場の方々(現場管理者の方々)を交え打ち合わせの場を
持たせていただいております。

では、どの様にして現場の方々(現場管理者の方々)を
巻き込んでいるのか、について
ご説明させていただきたいと思います。

現場の方々(現場管理者の方々)を巻き込んでの
打ち合わせでは、大きく4つの項目について
ご説明させていただいております。

1.損益計算書の構造をご理解していただく
2.製造原価の構成をご理解していただく
3.月次残高試算表を開示して内容をご理解していただく
4.毎月末に現物在庫の棚卸を実施していたく意味をご理解していただく

1.損益計算書の構造をご理解していただくとは、
 自ら現場で作業していることが損益計算書のどの勘定科目に
 ヒットするのかを把握していただき、
 時間当たりの出来高を増やすこと、不良率を低減させること、
 張り付いている人員を削減すること等が
 製造原価低減に寄与することをご理解していただき、
 説得するのではなく、理解、胎落ちしていただくまで
 何度となくご説明させていただいております。

2.製造原価の構成をご理解していただくとは、
 各勘定科目の定義を社内共通言語として、
 特に製造原価の内訳は、材料費、労務費、外注費、
 その他製造経費…、と 『そらで言える』 状態にする
 ところまでご説明をさせていただいております。

3.月次残高試算表を開示して内容をご理解していただくとは、
 翌月営業日中旬(目標は翌月営業日5日)には、
 前月の損益結果である残高試算表を開示して、
 現時点での会社の状況を把握していただくようにしております。
 『部品別EBITDA管理計表』 をもとに、
 部品別に改善・改革を進めていけば間違いなく損益は
 よくなるはずですから、
 毎月残高試算表の数字を見ることが楽しくなると思います。

4.毎月末に現物在庫の棚卸を実施していただく意味を
 ご理解していただくとは、
 実施後数ヶ月はカウントし忘れ、ダブル計上等の不具合が
 発生すると思いますが、毎月末に現物在庫の棚卸を
 していただくことで、現場の方々も数え易いように
 工夫をし始めると思います。
 そうなると、5Sの整理・整頓・清潔を心がける様になり、
 5Sの本来の意味をご理解いただけるようになると思います。

結論として、
事業再生を成し遂げるためには、

1.マネジメント層の強い意志・意欲が必要である
2.生半可の気持ちではなく、死ぬ気で事業再生に取り組む
3.従業員の方々を巻き込み、当事者意識を持たせる

現場の方々を巻き込み事業再生に取り組んでいただければ、
必ず事業再生は成し遂げられると自らの経験、体験から自負しております。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

 

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