石井博コンサルタントコラム

クレーム・製造不良対策論

ご支援している製造メーカー様で最近、
得意先からのクレームおよび工程内での不良等が多発しており、
再発防止に努めているが一向によくなる気配がない、
品質が安定しない、どうすればよいか、
とのお問い合わせを受けました。

そこで、前回のメルマガは、『QC七つ道具』のうち、
一般的に多く活用されている『パレート図』について
ご説明させていただきました。

今回のメルマガでは、『QC七つ道具』 のうち、
『特性要因図』についてご説明させていただきます。

特性要因図とは、特性と要因の関係を系統的に線で結んで表した図のことで、
その図の形が魚の骨に似ていることから、
魚の骨(フィッシュボーンチャート)とも呼ばれております。

特性とは、管理の成績、成果として得るべき指標
(不良率、在庫金額等)をしめします。

要因とは、特性に影響すると思われる管理事項をしめします。

原因とは、トラブルなど特定の結果に関与した要因をしめします。

特性要因図では、考えられるすべての要因を1枚の用紙に書き出し、
分類と体系をすることとなり、この作業の中で、発想や、
気づきが出やすくなるのです。

また、体系化することで全体の構造を俯瞰することができ、
重要な要因を推測することも可能になると考えられます。

作業手順としては、

(1)特性と背骨を書く
問題とする特性を決め、特性から左に大きく背骨を書きます。

(2)大骨の記入
特性に影響を与える要因を大まかな分類で選び出して、
背骨に向かって大骨を書きます。
大骨の先に要因を書き込みます。

(3)中骨、小骨の記入
大骨の要因では大まかな特性のため具体的に
要因を掘り下げる必要があります。
掘り下げて出てきた要因を中骨、
さらに掘り下げて小骨の要因として書き込んでいきます。
要因を掘り下げるためには、
なぜ、なぜ、を5回以上繰り返すことが良いのです。

(4)要因の確認
できあがった特性要因図で漏れはないか、
また特性と要因の関係が確かであるか否か確認する必要があります。

(5)重みづけ
最後に、できあがった特性要因図において、影響が大きいと
思われる要因を過去のデータや経験をもとにして選択して、
その項目から改善改革に取り組むことになります。

今回は、『特性要因図』についてご説明させていただきましたが、
他の品質管理ツールも活用され、
不良率0.0%を目指すことを目標としていただき、
結果、高収益体質の企業に生まれ変われるのです。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

 

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