石井博コンサルタントコラム

製造業の皆様、ジョブローテーション、多能工化を実施されていますか?

前回のメルマガでは、係数を用いて製造現場のグループ長の方々に原材料、
副資材等の仕入管理をしていただくことにより、ムダな発注、
ムダな在庫等が軽減できるのではないか、ということで、
ご支援しているクライアント様の事例をもとに
ご紹介させていただきました。

今回は、製造現場にて『ジョブローテーション』、『多能工化』を
『OJT』や『Off-JT』と組み合わせながら製造現場のグループ長は
作業員の方々に対して指導、教育を実施されていますか、です。

トヨタ生産方式では、『工数低減と人間性尊重』、
『現場監督者と作業者の人間関係』 をいかに構築するかが、
大きなテーマとなっており、
そのために必要な 『教育体系』 をつくり実施することが
大事であると言われております。

大企業の場合であれば、新入社員研修、主任研修、
係長研修等の研修が準備されており、
無理やりにでも参加させられた記憶がありますが、
中堅中小企業の場合はその様な研修制度もなく、
配属された現場でグループ長、先輩から教えてもらう、
いわゆる『OJT』が一般的であると思われます。

一昔前は、よく、『俺の背中を見て盗め』 的な教育?が
横行しておりましたが、現在は、言葉で、会話して指導、
教育をしないと辞めてしまうという事態がよく発生する様にお聞きします。

以前、お手伝いしているクライアント様で従業員意識調査をしたところ、
自分は商品企画開発の仕事がしたい思いで入社し、
会社から先ずは現場で商品の流れ、モノづくりを覚えてから、と言われた。

自分も先ずは現場から勉強する必要があると思い、素直に受け入れた。
しかし、2年経っても3年経っても、上司に上申しても
商品企画開発の仕事に従事することができなかった。
結果、彼は5年勤務して退職を選んでしまった。

彼からは、会社が 『ジョブローテーション』 を組んで、
何年後には商品企画開発の部署に移動させる、
という様なスケジュールを組んでくれれば
退社することもなかった、とおしゃっていました。

『ジョブローテーション』 とは、
各作業者の作業を計画的に交代させて作業することにより、
いろいろな作業に習熟させること、と言われております。

『ジョブローテンション』 の効果としては、
(1)お互いの仕事の理解
(2)各人の業務量の平準化
と言われております。

上述したクライアント様については、
現場で『ジョブローテーション』をさせ、
『多能工化』させる本来の意味合いとは相違しますが、
会社としては、『やる気、やり場、やりがい』を
与えてあげることが必要なのではないでしょうか。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

 

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