石井博コンサルタントコラム

製造業の皆様、作業者の方々は作業標準書通りに正確に作業をされていますか?

前回のメルマガでは、工程内不良率の改善・改革を進めていくためには、
まずは現状把握が必要な旨をご説明させていただきました。

その後、現状とあるべき姿のギャップを埋めるために、
いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように、
いわゆる5W1Hにて改善・改革をしていくことが
重要な旨ご説明させていただきました。

今回のメルマガは、ご支援している製造メーカー様で
以前から作業標準書は存在し、不具合発生時には都度、
作業内容を見直し、都度、作業標準書に追記しているにもかかわらず
不良が発生する、ということが発生しました。

原因を追究していくと、作業者の方が作業標準書を確認せず
加工を施していたことにより不良となった、とのことでした。

その作業者の方はベテランの方で、話をお聞きしたところ、
経験・勘・度胸にて対応している様なところが散見されました。

その後、マネジメント層、管理者の方との打ち合わせで
作業者に作業標準書を正しく守っていただくためには
どうすればよいかを検討しました。

対応策としては、大きく3つの事項について進めていただくこととしました。

(1)管理者は作業者の作業観察をする

(2)作業標準書の更新時には作業者の意見を反映させる

(3)作業標準書を守らなかった場合は注意を行う

(1)については、
管理者は作業者に作業内容について教育・指導することはもちろんですが、
実際にその部品を生産する時に管理者は現場で作業観察を行い、
作業者が作業標準書を守っていることを確認していただくこととしました。

もし、作業者が作業標準書と異なる作業をしていた場合は、
その場で作業方法を守らせることとしました。

(2)については、
作業標準書の更新時には作業者の意見も反映させて、
作業標準書を更新していただくこととしました。

作業者の中には管理者よりもその工程においては
造詣が深いこともあることからです。

また、作業者の意見を反映させれば、
やらされ感も少なくなると思われることからです。

(3)については、
作業標準書を守らなかったことで、どのくらいの損失が発生するのか、
得意先に対する信用信頼がなくなり、
結果、取引停止になるリスク等についても管理者から
説明していただくこととしました。

それでも作業標準書を守らず作業を続けるのであれば、
会社が進むべき方向性とは見解が相違するので進退を
考えていただくこともやむを得ない、
という結論に至りました。

作業標準書とは、誰がやっても同じ結果が出るように、
人の動作、機械の操作手順等を今現在で最善のもの
として定めた資料です。

マネジメント層、管理者の方々は現場作業者の方々に
作業標準書の目的を事あるごとにご説明し続けることが重要だと思います。

小職でよろしければいつでもご支援させていただきます。

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