神崎和也コンサルタントコラム

差押えがやってくる!さぁ大変や!どないしょう!!(給料編)

『差押えがやってくる!さぁ大変や!どないしょう!!(給料編)』
(リアル大阪弁 独白Version)

もっ、もうあかん!!!!!

大阪の片隅で、従業員5名(と言っても、社長(私)、嫁はん、息子、おとん、
35年前から働いてもらっているかずやん)の家族で38年前から肩を寄せ合って
金型工場を経営してきたんやけど、一昨年のリーマンショック以来
全く注文が入ってけえへんようになって、もうわやくちゃになってもうた!

20パーや25パー落ちるンはなんとか気合と根性で乗り切って見せるけど
80パーも落ちたら、もうどうしようもないで!
どないせぇっちゅうねん!! ボケ

A信用金庫からの借入金は『期限の利益の喪失』とかゆうて、
保証協会の代位弁済となってしもたから、
まぁこれはなんとか保証協会に泣きついて負けてもらうとして、
B銀行はなんや『サービサー』たらゆうとこへ債権を売ったから
もう社長とことは関係ありまへんとか担当の宮内さんが
やたら嬉しそうに言いに来よったし、これからどうなんねやろ。
息子も連帯保証人にさせられてるし、家も工場も担保に取られてるし、、、

そうや、自慢のゴールドカードや緑や赤や青やもう何が何か分からんくらい
作って借り倒したカードローン、キャッシングももうこれ以上返されへん。
ていうか借りられへん・・・・・・・・

先月10日になんとかかき集めて返したのに、昨日ATMで出そうとしたら
『このカードはお取り扱い出来ません。係員にお尋ね下さい。』とか
機械の分際で偉そうに指図しやがって、、、、
聞いたがな、横にある電話で、やたら元気で愛想のええ姉ちゃんに、

何!総量規制!そんなもん知るか!聞いてない!
新聞に書いてある? 新聞なんか半年前から取ってないわい!
思いっきり怒ったったけど、どうにもなれへんかった。
たまらんな、、、、、

でも、昨日純喫茶Yで見た夕刊フジにこのサラ金も潰れたって載ってたな。
ざまぁみぃ、そやけどあのダンサーらはどうなんねやろ。
ジャズダンスの先生にでもなったんかな。
ええ仕事見つかったらええんやけど、、、、、、

とか何とかゆうてるうちに、アルファベット3文字や4文字の
カード会社から法的手段に訴えるって通知が来てもうた。
差押えとか何とか書いてあるし、えらいこっちゃ、

これからどうなねやろ、、、、、、、
だれか教えて、、、、お願い、10円やるから、、、、

『大丈夫だよ!社長さん。僕に任せて!』

な、なんやこいつは

『僕は東京の事業再生コンサルタントだよ。
 CTPっていうこじゃれた資格も持っているし、
 事務所も東京駅から徒歩3分なんだよ!僕に任せてくれたら安心さ。
 大丈夫、大丈夫、僕に出来ない事なんて無いんだから。』

突然、俺の夢枕に立った変に爽やかな男が喋り出した。
俺の頭おかしなったんちゃうやろか。
そやけど、取り敢えず最後まで喋らしてみよ。

『銀行のカードローンや、クラサラのキャッシングは無担保融資だから
 あまり気にしなくていいよ。電話が何度も何度もかかってきたり、
 督促状なんかが沢山来るけど、その段階ではまだ大丈夫だよ。
 社長さん、お元気ですかの挨拶程度に考えておいていいよ。』

『そんなん放っておいたら、ややこしい事になんのんちゃうの?
 この前も面倒臭いから電話に出えへんかったら電報打って来よったで』

『電話には出てくださいね。何も悪い事をしてるんじゃないんだから、
 ただ借りたお金が返せなくなっただけの純粋な経済行為ですから
 正々堂々と誠意を持って借りた金は返せん!と言ったほうがいいよ。』

『給料とか差押えされへん?』

『社長の役員報酬は給料と違って全額差し押さえられちゃうよ。
 正確には総支給額から、社会保険料、税金関係を控除した残額を
 全部差押えられちゃうんだよね。残念。』

『えぇっ! ほんだらどないやって生活したらええねん。』

『だから、僕に任せてって言ったでしょ。
 色々と方法はあるからさ。
 先ずはお父さんや奥さん、息子さんの状況を教えてよ。』

『おとんと嫁が役員で息子はただの従業員。
 連帯保証人には全員がなってる。』

『給料は幾ら?』

『俺は月40万円 おとん15万円 嫁15万円 息子25万円やったと思う。』

『先程も言ったけど、役員報酬は全額差し押さえられちゃう可能性が
 あるから、お父さんと奥さんは役員から外した方がいいよ。』

『でも、連帯保証人として追っかけてけえへんの?』

『話は最後まで聞いてよ。
 勿論それだけでは不十分だよね。
 先ず、社長の役員報酬は経営責任を取って【0円】にして下さい。
 お父さんと奥さんは役員から外して従業員として働いて頂きます。
 息子さんは現状通り従業員でいいでしょう。
 そして、給料の額をお父さん、奥さん、息子さん3人とも
 同額の33万円にしちゃいましょう。
 これで世帯収入は以前とほぼ同じになるよね。』

『そんなことして何が変わるン!一緒ちゃうの。』

『民事執行法152条により、給与から社会保険、税金等を控除した額の
 3/4(3/4が政令で定める額(現在33万円)を超える場合は越えた分全額)が
 差押え禁止になってるんだよ。
 具体的に言うと、今のままでは社長分50万円
 その他3人で13万円の合計63万円が差し押さえられるけど
 社長の役員報酬を0にして他3人の給料を変更したら最高でも
 差押えられる金額は25万円程度と38万円位も低くなるんだよ。
 すごいでしょ。

(実際の差押え額は、社会保険料、税金の控除の額によって
もう少し低くなります。)

 その金額でも差押されると生活できない場合は、
 「縮減の訴え」を裁判所に提訴して、差押額を減額する可能性もあります。
 裁判に関する事は、弁護士か司法書士のアドバイスを受けて行動してね!

 日本憲法第25条全ての国民は文化的で
 健康的な最低限度の生活を営む権利を有する。
 って書いてあるんだから国が保証してくれているんだよ。
 安心していいよ。』

『それやったら何とか生活していけるな。
 でも、家や工場はどうなんねやろ。競売とかになんねやろな。』

『それは、また今度話をしようよ。大丈夫だよ!何とかなるよ。
 いや、僕達が何とかするよ。出来ない事なんて無いんだから!
 今、無料相談を受け付けているから遠慮なく申し込んでね。
 じゃ、頑張ってね。』

『せやな!何とかなるわな。って言うか悩んでてもしょうないし、
 成る様にしかならん、明るく、元気に、前向きにって誰か言うてたし、、』

 

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