神崎和也コンサルタントコラム

『みんな』と『ふつう』 数字で見なけりゃわからない。

子供のころよく言いませんでした?
『クラスの友達みんな持ってるで!僕だけやで、持って無いの。』

私がこのセリフを初めて使ったのは、思い起こせば昭和40年頃
セミドロップハンドルの自転車それもフラッシャー(電飾ウィンカー)の
付いているのを親に買って貰おうとしたときでした。

今考えれば、自転車にピカピカ光る方向指示器がついている、
それもロボットみたいなやつって滑稽でしかありませんが、
その時はその自転車に乗っている友達が羨ましくてなりませんでした。

15段変速はあまりにも贅沢だと自覚をしていましたが、
何としてでもこのセミドロを手に入れねばならない。

シマノやブリジストンでなくても、
ダイエーで売っているバッタもんでもいい。

その為には両親とのハードネゴが必要であるが、そこは小学生、
現在の私のような海千山千の交渉術などあろうはずもなく、
ただひたすら前述のセリフを繰り返えし、理論もデータも持たず、
情実に訴えるしかありませんでした。

多分この光景は、数千年も前から世界中で繰り返されてきたと思われますが、
初めて自分がそれを自分の子供から言われた時は、
非常に楽しくなってきたことを思い出します。

(あぁ、ついに俺もこのセリフを聞く立場になったんやな。
たいしたもんや、俺。)

多分プラレールかポケモンのなんかだったと思いますが、
必死になって訴えてくる息子に最初の数回は、貧乏であまり何も買って
貰えなかった自分の幼少時代を瞼に浮かべ、
ほぼ無制限に買い与えていましたが、
小学生も高学年になってくると
少しは世間の厳しさを教えなくてはなりません。

ある日、息子がいつも通り、バカの一つ覚えのごとく
『みんな持ってる。』攻撃をしてきましたので、
私『みんなて誰や。具体的な氏名を挙げなさい。』、
息子『A君、B君、C君、、、、、、』必死になって名前を挙げてきます。 
私『それだけかい。みんなってたった8人やんけ。
お前のクラスは確か35人やろ。
占有率は22.85%やな。そこの大辞泉で『みんな』を引いてみようか。
なになに。『みんな』(「みな」の撥音添加。そこにいる人すべて。全員。
また、あるもの全部。)と書いてあるぞ。
少しというか随分定義から外れているな。よって却下。』

見事な大岡裁きです。
これを何度も繰り返すうちに、ふと思い立ち、
私なりにデータを取ってみたところ、非常に局地的ではありますが、
平成10年から15年の大阪市阿倍野区内の小中学生の言う『みんな』とは
約20-45%の範囲で推移する事が実証されました。

それ以上を超えると、『みんな持っている。』から
『全員持っている。』というふうに、
使用される用語が変化することも研究の結果、判明いたしました。

そんなの子供の頃だけでしょ。
と言われるかもしれませんが、それは違います。

大人になれば用語がまた変わってくるだけです。
それが、『ふつう』という言葉です。

これはあくまでも私の友人から聞いた話ではありますが、
彼の奥さんがよく使うらしいです。

『ふつうこれくらいのことはできるでしょ。』とか、
『ふつうの旦那さんは食事の後片付けや、ふろ掃除はしてくれるで。』とか
『ふつうのサラリーマンはもっと稼ぎがええで。』とか、
『ふつうの主婦はこれくらいのバッグ
 (ケリーとかいうやつ)持ってるで。』とか、
他人事ながら、涙目になって必死に訴える彼の言葉を聞いているうちに、
私も貰い泣きしてしまいました。

そうそう、『TVをでやってたけど、ふつうのサラリーマンの昼食って
すきやか吉野家で平均470円らしいでぇ、月の小遣いも36,500円やて。』
っていうバージョンを聞いたときには怒りすら覚えましたね。

だって、この数字の使い方はあまりにも恣意的に過ぎます。

サラリーマンのお小遣いが月額36,500円っていう数字を使うなら、
平均年収412万円(国税庁平成22年度民間給与実態統計調査結果)を
使わないのは頑張って働いている友人に失礼です。

公表されたデータから導きだされたサラリーマンのお小遣いは、
収入の10.63%(36,500X12÷4,120,000)であることを、
彼は奥さんに強く、強く、主張すべきです。

いや断固として主張してください。お願いします。私のためにも、、、、、、

私の考えた『みんな』と『ふつう』の定義は下記のとおりです。

『みんな』 
主に、子供が使用。
相手の同意を得、自分の願望を実現したいとき、
懇願、請願するときによく使う。
実はまだまだ多数派では無い事を本人は自覚しており、
阿りの気持ちが入っている。

『ふつう』
主に、学生、社会人が使用。
自己の正当性を強調する時に使う。自分の都合の良い、ある一例を取り上げ、
恰もそれが世間一般の常識のように装い、
相手に自分の考え(要求、願望)を押し付けようとする。

これらの言葉だけではなく、『一般的に』とか、『世間では』とか、
何ら客観性が無い、発言者の主観に基づく意見に過ぎない事柄が、
恰も周知の事実であるように見せかけるために
使われる言葉の何と多い事でしょう。

では、数字で明確に表されている事柄は正しいのでしょうか?
それも一概には言えません。

賢明な皆様には釈迦に説法となるとは思いますが、
数値はある一定の瞬間を切り取っただけにすぎず、前後時系列の推移、
他との比較を見なければ本当のところは見えてきません。

例を挙げましょう。猜疑心が強く、人の言葉はあまり信じず、
『さすが、素晴らしいですね。大したもんだ。いよっ日本一!』とか
何とか言いながら、後でしっかり裏を取る私ですから、
○○家族のにんにく○○のWEBサイトを見たときに
思わず計算してしまいました。

そこに高らかに謳われていた数字は、『ついに一億袋突破!』
『5秒に一袋売れています。』
どれどれ、オッチャンがチェックしたろか。

株式会社○○家族 創業 昭和51年 平成5年11月『にんにく○○』発売開始
となっています。 

今は、平成24年8月ですから、平成5年11月1日発売として今までの経過日数は
18年10ケ月、日数にすれば6,882日(うるう年も計算済)、時間にすれば
165,168時間、秒数にすれば594,604,800秒、5で除すと、118,920,960個、
うん、この会社は正直だ。
流石、伝統にんにく卵黄 ここはにんにく健康家族。

やっと納得した私でしたが、でもなんだか面白くない。

そうだ!あれを計算してみよう。 子供の頃、何かで読んだ寓話で、
良い事をした誰かがお殿様に褒美をもらうことになり、
一日目はお米を一粒、二日目にはその倍の二粒、
三日目には四粒と倍々に一か月間もらうっていうあの話です。

一か月を30日として、最終日にもらう米粒の数は2の29乗粒、526,870,912粒、
それまでの累計は、2の30乗-1ですから、1,053,741,823粒、約10億粒です。

次に米一升は昔の言い伝えで、ムシヤフナ(64,827粒)となっています。

これだけでは信用できませんので、さらに確認してみます。

東京農大の教授が実際に小学校の実習で
一合の米粒を数えるという実験をした時の数値が
6,489粒というデータが出てきました。流石、先人の知恵は凄い。

ほぼほぼ同じ数値ですので、ここはムシヤフナで計算を進めましょう。

ちなみに1石は100升、1升は10合です。
それで計算すると一か月でもらえる米粒(1,053,741,823粒)は
162.54石になります。

米は相場ものですから、一概には言えませんが、
現在の貨幣価値換算に換算すれば、
一石 = 一両 = 10万円ですから、約1,625万円となります。

確かに少ない額とは言えませんが、お殿様が払えない額ではないでしょう。

なんだかなぁ、微妙な感じです。
もっととんでもない数字になると思ってたので、、

ひょっとしたら、私の記憶違いかも、と思って調べたら、
この話は『彦一どんとお殿さん』という話で将棋の升目に一日目は一粒、
2日目には二粒と並べていき、褒美をもらう話でした。

それではと再計算してみました。

将棋盤の升目は9×9の81目ですから、2の82乗-1となり、
2,417,851,639,229,258,349,412,351粒となりました。

どう読むの?これも調べなければ気が済まない私ですから、
しっかりと調べたんですよ。

2??(じょ)4,178垓(がい)5,163京(けい)9,229兆2,583億4,941万2,351粒です。

スーパーコンピューターも裸足で逃げ出す数字です。
どうでもいいけど、日本全国のコメ生産量の50億年分くらいらしいです。

これを縦に並べたら、スカイツリーの何倍とか何とか言う間に、
銀河の彼方までいってしまいそうです。

宇宙誕生から137億年、地球が誕生が約46億年前と言われていますから、
笑っているしかありません。

5秒に一個売れているって自慢している『にんにく卵黄』が可愛く見えます。

もう疲れました。

皆さん。あれっと思ったら必ず自分で計算してみてください。
こんな文句ばかり言っている私でも仕事はしっかりします。

結構数字には強かったりもします。PL、BSを分析をさせれば天下一品です。

もうあかん。諦める前にお電話ください。
打つ手は無限です。何とかなります。何とかします。

喜望大地の辞書には不可能と言う文字は載せてませんし、
考えたこともありません。

是非ご相談ください。何が何でも何とかします。
一人で悩むんでいても解決しません。あなたの苦悩をお引き受けします。

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