神崎和也コンサルタントコラム

『融資取引』

『融資取引』

今私の前に、銀行研修社発刊の『銀行実務』と言う月刊誌があります。

銀行研修社とは
『国内の金融機関職員を対象に、雑誌・書籍の発行、通信教育、
研修講師の派遣事業などを行っている。』
会社みたいですね。

HPを見てみると、創業55年、
自己資本比率84.6%の超優良企業です。

100ページ弱の月刊誌を一冊1,300円で
売ったらそりゃ儲かるでしょうね。

その銀行実務2018年7月号『今月の指針』に
『融資取引』と言う面白いというか、
滑稽な記事が掲載されていましたので、ご紹介させていただきます。

表題は『取引先の赤字水準と社長の役員報酬額との関係』です。

この記事によると、金融機関営業店の融資担当者から見ると、
この時期(6月頃?)は取引先の企業から新しい決算書を徴求し、
『融資のチャンスがあるのではないか?』と楽しみに思う
イベント的な側面を持っているんですって!

徴求した決算書を見て、「あっー、赤字だ!」
「これでは、新たな融資が難しいな。」と
一喜一憂らしいです。
ホンマかいな。

しか~し、赤字決算だからと言って融資を諦めるのはまだ早い。

赤字が1,000万円で、オーナー社長の役員報酬が2,000万円なら、
合わせて一本!1,000万円のプラスになる!

つまり、この会社はオーナー社長の報酬を調整すれば
黒字決算にする余力があると書いてあり、
極めつけは「赤字決算だからと言って諦めるのはまだ早い。」
と書いてあります。

なんじゃこりゃ! オーナー社長の報酬を勝手にゼロにすんなよ!
社長は霞を食うて生きてんかい!

バブル期に何千億の欠損を出しても高額な役員報酬を食んでいた
金融機関関係者のいう事とは思えません。

中小零細企業のオーナー社長の役員報酬なんて
所詮バッファなんでしょうね。

この記事を書いた人たちからすれば。

こんなイロハのイみたいな事を権威ある『銀行実務』に書くなよ。
それも冒頭のページに!

それともこんな事が記事になるくらい『銀行実務』の
読者層は幅広いのか?

これはおかしい、なにかある。

疑り深い私は、じっくりと時間をかけて、
この記事を調べてみました。

先ずは、秘密兵器、(ハズキルーペで見る。)特に異常なし。

でも少し見え易くなった。

俺もそろそろ老眼か。

(舐めてみる。)ちょっぴりビター。タンニンが強いかな。

(嗅いでみる。)フルボディ。はっきりとしたアタック。

メドックのグランクリュだろうか?

(水に漬ける。)ゲッ、破れそう。これはまずい。

洲山会長に叱られる。

何とかしなければとドライヤーで急いで乾かそう。

ばれないうちに、、、

アッ!なんだこれは、

「赤字決算だからといって諦めるのはまだ早い。」の後に

何か文字が浮かんできたぞ。

ナニナニ、

「*役員報酬を調整して経営実態を表し保証協会の保証による借入実行策*」

なんだ、炙り出しだったんだ。

 

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