神崎和也コンサルタントコラム

『芸人Tさんは凄い!』をバッサリ斬る!

最近(2019年10月末)吉本興業の芸人Tさんが
脱税していたと世間が囂(かまびす=やかましい)しい。

自分の収入を全て個人事務所(勿論法人)で受け取り、
そこから役員報酬を取っていくと言う、
非常にオーソドックスな方法である。

彼ほどの収入であれば個人事業主としてよりも法人で申告したほうが
税率を低く抑えられるし、
必要経費も落としやすいので、
スポーツ選手や芸能達は殆どの方がこの方法を取っている。

青色申告、すなわち複式簿記での記帳をしなければならないので、
自分でやるとなると結構面倒ではあるが、
税理士への報酬を考慮しても、こちらの方がお得である。

最近は会社からの給与を業務委託費で受け取り、
節税を図るとかいう本も出ているが、
概ね年収800万円未満であればあまり効果が無いと言われている。

さて、Tさんである。

この人は多分、
節税をしたいから法人を作ったと思いますが、
その法人が無申告で重加算税や無申告加算税を追徴されているのだから、
何のために会社組織にしたのか意味不明である。

設立直後から3年間も申告期限内に申告しておらず、
税務署から指摘をされ、3年分併せて申告させられ、
追徴課税された直後からまた無申告だったと聞いてびっくりしました。

Tさんの目的は何だったのでしょう。

我々凡人には想像もつきません。

私どもは事業再生を主としたコンサル会社ですので、
どうしても会社の状態が厳しい時は、
銀行や取引先に支払いを待って頂く事はよくある話です。

が、しかし、けれども、税務署と社会保険事務所には
最優先で支払うようにお願いしております。

国家権力ともめても勝ち目がないからです。

彼らは提訴し、債務名義(差押できる権利)を取らなくても、
自分達がやろうと思えば、
いつでも預金や売掛金を差し押さえる事が出来るのです。

その手際の良さには目を見張ります。

いったん差し押さえにかかると、
土下座をしようが泣こうが喚こうが、
一切容赦はしてくれません。

そのような鬼、いや税務署様に対してTさんは、
一度銀行口座を差し押さえられたこともあるのに、
信念を持って無申告を貫いてらっしゃいます。

これは貴い事です。

自らの意思で他の人より多く、
税金を納めようとするその心意気や良し!

彼は自分で言っているように怠惰、
極度の面倒臭がりではありません。

あれはシャイな彼一流の照れです、
悪ぶっているだけなんです。

本当は重加算税や無申告加算税、罰金などで
一円でも多く国庫へお金を収めようとしているだけです。

自らの存在を貶めてでも出来るだけ高額な税金を納めたい、
昨今の異常気象による災害も心を過ったのでしょう。

かれも一流のお笑い芸人ですから、まっとうに申告したり、
寄付をしたり、そんなこっ恥ずかしい事出来るわけないじゃないですか!

ただただ、一円でも多く納税しよう!

その一念から取った行動です。
私は絶対にそう思います。

Tさんは素晴らしい人格者です。
私は彼を信じています。

そうでなければ彼の取った行動は説明不可能です。
全く経済合理性に欠けているではありませんか!

さぁ皆さん!
稚拙な脱税で国家に貢献しようではありませんか。

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