宮内正一コンサルタントコラム

銀行当たりはずれの巻~

回りでやたらインフルエンザが流行っております。
私にもその兆候がチラホラ…という中での原稿書き…
皆様、くれぐれも注意しましょう。

今回のネタは「銀行当たりはずれ」の巻~

私はNHKの朝ドラを見てから出勤するのがパターンなのですが、
劇中「銀行は志ある者を支援する」みたいなセリフがありますよね。
行員教育に力を入れるシーンもありますし、まさに日本近代黎明期の美談!

しかしながら現在の銀行現場、少々ハズレのお話をみかける事があります。

あくまで一部ですが、中小零細企業にとって、取引銀行がハズレの場合、
企業の存亡にかかる大事件になりかねません。

その1…担当者がハズレのパターン

1.リスケ中のA社
・最終期日1ヶ月半前に経営改善計画を提出し、条件変更を依頼
・計画書の中身は何ら問題無しにも関わらず、
 期日に間に合わないときは延滞利息を付けると言い張る担当者

2.増加運転資金を依頼したB社
・1-2ヶ月後に増加運転資金の必要がある事を担当者に依頼し、資料提出
・必要時期直前になっても音沙汰なし
・当方から問い掛けると「正式な申し入れは聞いてない」との一点張り

いずれも私のクライアントで経験した実体験です。
現実には1.2.とも問題にならないよう対処しましたが、
気分の悪いハナシです。

一般的にこのような事態を避けるには、
支店長、又は融資責任者を巻き込む事です。
銀行の稟議書は担当者が起案する、という建前がありますので、
融資関係の申し入れは担当者にするしかないですが、
同時に支店長又は融資責任者に対し
「○○君に○○の事案をお願いしているので、宜しくお願いします」
と声をかければ、ほとんど回避できる話と思われます。

とはいえ、こんな担当者は早く転勤してもらいたいものですよね~。

その2…支店がハズレのパターン

3.銀行が作った経営改善計画書を強要されたC社
・これも近頃散見される事象です
・支店成績を下げたくない為、取引先にとって出来もしない経営改善計画を
 銀行が作成し、無理にハンコを押させるパターン

4.計画書内容は了承するも、元金返済増額だけを主張されたD社
・計画書通りであれば、理論上返済不可能な元金返済額。
 了承すれば、当然破綻へ至る可能性大

やはり3.4.も私のクライアントで実際にあった出来事です。
…因みに当該事案は波風立たせず解決済です(^^)/

これらの横暴は支店レベルですから、
対処方法が前述の担当者レベルとは大きく異なります。
一言で言えば、銀行本部を巻き込む事で対処すべきです。

銀行のホームページには必ず、苦情相談窓口のTELNO.が掲載されています。
「所詮同じ銀行やから苦情言うても仕方ないんちゃう?」
と思われるのは大間違い。これが結構ちゃんと話を聞いてくれます。

あくまで支店と別個の独立部署ですし、
金融庁が銀行検査に入った際は
「苦情処理の適切対応」がチェックされています。

私のクライアント場合でも、相談窓口に連絡を入れた後、
支店の担当者が借りてきた猫のように大人しくなる、
のを何度も経験しました。

「銀行員が言うのはしゃあない」と思って諦めている社長。
常識的に考えて「おかしい」と思われるものは
必ず問題があると考えましょう。

「志あるものを支援するのが銀行」と言っても、
銀行員の全てが朝ドラのような訳ありません。
自社を守る自衛方法は、ちゃんと身に着けておきたいものです。

 

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