宮内正一コンサルタントコラム

事業再生、最後はヒトやな~

浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー、宮内です。

一昨年挑戦した大阪マラソンは、「4時間切り!」という
無謀な目標を掲げた結果、
オーバーペースであえなく撃沈(>_<) その後大人しくしていましたが、脚も治ったようですので、 今年は再度挑戦したいと思います。 果たしてリベンジなるか? 乞うご期待(^^)/…って、 その前に抽選当たるかな??? で、今回のお題は「事業再生、最後は人やな~」ってなお話。 事業再生という仕事は守秘義務の塊ですので、 メルマガや本に書くのは難しい側面があります。 「もっと生々しい話を書いた方が、お客さんも来るで」 という声もいただきますが、そういう訳にはまいりません。 とはいえ、ギリギリの範囲で再生成功事例を一つ。 年商10億弱の製造業。数年前から海外子会社を設立し、 金融機関からは期待をかけられていた3代目社長さん。 「経営が大変だ」という事でお会いしました。 ところがこの会社、既に資金繰りは火ダルマ火の車! 海外子会社に大量の資金が流出し、 仕手決済資金が完全に枯渇状態でした。 ここからナニワ金融道そこのけのドラマが 繰り広げられたのですが、以下事実だけを列記します。 ・某月末日、銀行返済不能状態。全銀行に社長と同行。  2ヵ月元利支払い停止をお願い ・翌月、リスケ計画のみでは再生不可と判断し、計画練り直し ・翌々月手形期日前日、債権者集会を実施、  翌日の手形不渡りを報告。  同時に、会社分割により、事業本体は新設会社に切り離し、  番頭さんが新社長に就任。  自力再生又はスポンサー付き再生を目指す事を表明 ・以後3ヶ月、取引先への説明回り、仕入先へのお詫び回り、  手形割引していただける弊社紹介のノンバンクによる支援で  資金繰りを凌ぐ ・その翌月、海外スポンサーとの株式譲渡契約成立  会社分割で切り出した事業会社の株式と、  機械資産をスポンサーに売却し、  売却資金をもって債権者に配当。  その結果、倒産よりも債権者への弁済が増える、  というスキームです。 かなり高度なスキームですので、弁護士、公認会計士、 司法書士、税理士の先生方の協力を得つつ、 何とか契約成立にこぎつけました。 本来ならここで一件落着! のはずでしたが、世の中そうは問屋が卸しません。 「なんでこんなオオゴトになったんや!」… スキーム進行中から溜まった不満が各所から爆発。 創業家、社員、旧社長、新社長… スキーム作りや計画作りは、今までの経験を活かし、 法律と経済合理性で解決できますが、 ヒトの心は簡単には行きません。 ここから私の仕事は、ヒトの心のサポートです。 しかしどうサポートしていくかは、 どんな教科書にも載っていませんし、 これが絶対的な正解というものもありません。 「どんな仕事もそうやけど、 事業再生も最後はやっぱりヒトやな~」と 改めて感じる一件でした。

 

関連記事

  1. 宮内正一コンサルタントコラム チェリーピッカーにご用心!
  2. 宮内正一コンサルタントコラム 不動産の価格は一つではないという話
  3. 宮内正一コンサルタントコラム 生活の再生には自宅を守るがイチバン!不動産の競売と任意売却
  4. 宮内正一コンサルタントコラム 初心者先生?そらあかんで~!
  5. 宮内正一コンサルタントコラム 平時と有事(=戦争)の対応策考察
  6. 宮内正一コンサルタントコラム I-Cバランスについて―やる気を醸成する組織論
  7. 宮内正一コンサルタントコラム 担保になってる不動産は誰のもの? 不動産の任意売却
  8. 宮内正一コンサルタントコラム 借りても返さんでええおカネがあるんでっっせーー!?時事ネタ
PAGE TOP