宮内正一コンサルタントコラム

中小零細企業の銀行取引防衛術の巻

浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー、宮内です。
春が近いですねー。

愛馬YAMAHA FZ6 FazerS2が車検から上がってきますので、
今年も走るぞー!って今からワクワクしております。

で、メルマガのお題は
「中小零細企業の銀行取引防衛術」でございます。

最近のニュースで関西の地銀、近畿大阪銀行、
関西アーバン銀行、みなと銀行の統合が
大きく取り上げられました。

銀行再編は特に目新しいハナシではないですが、
りそな銀行系と三井住友銀行系という
全く違う系列銀行の統合ですから、
「時代も変わったなー」
「系列なんて言ってられへんねんなー」と感慨しきりです。

なんせ銀行業界は、
マイナス金利で経営環境が悪化していますから、
量の拡大で生き残りをかける訳ですねー。

まず効果としては、
勘定系コンピューター(融資・預金全ての銀行勘定を
コントロールするコンビューターの事です)の統合…
銀行は未だに各行独自のOSで
勘定系コンピューターを稼働させていますから、
3行統合によって億単位のコストが1/3になります…
当然コンピューターにまつわる人員も1/3ですみます。

支店の統廃合がおこります、
駅前に3つも支店はいらないですからねー…
これも人員削減効果大。

とどのつまり、役員さんも1/3でいいですよねー。
高っかいお給料をもらっている方々も、
半分以上はお役御免です。

色々な見方がありますが、
よーするに統合によるリストラで経費を削減し、
量の拡大で薄利でも存続を目指す!
というあんまり芸の無いハナシのような気がしますね。

そんな事より、私共のクライアント様である中小零細企業です。
確認したところ、
私のお客様でこの3行と同時に取引している社長様は
いらっしゃいませんが、
もしこの3行とのみ取引している会社様となれば、
話しはオオゴトです。

取引が全く違う3行であるからこそ、
競争原理によってより有利な取引条件を獲得できたものが、
一つになっちゃうとある意味言いなりにならざる得ません。

今回の統合劇で、
取引金融機関が一つになってしまう会社様は少ないでしょうが、
今後も銀行統合の流れは止まらないでしょう。

となれば、
競争原理が働く金融機関取引を維持するには、
カテゴリーの違う金融機関と取引する事をお勧めします。

銀行は大きくくると、
1.メガバンク 2.地銀 3.信用金庫 4.信用組合
のカテゴリーに大別できます。

中小零細企業にとって、
やってる事はほとんど変わらないのですが、
設立の基本となる法律に違いがあります。

つまりカテゴリー別の銀行が統合する事は、
ほぼありません。
逆手に取れば、
カテゴリーの違う金融機関と付き合っておけば、
いつまでも競争原理を活用できる訳です。

メガバンクは中小零細企業にとって
「しょせん小口取引先」に扱われるだけですので論外とします。

しかし、地銀・信用金庫・信用組合のミックスであれば、
各々特色の違う金融機関を、
時々に応じて有効な取引を見いだせる可能性があります。

特定カテゴリーの金融機関とのみ取引している社長さん。
これを機に自社の取引金融機関の在り方を
考える契機と思いますよ。

財務戦略における銀行取引は、最重要事項なので、
お気軽に、ご相談ください。

 

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