宮内正一コンサルタントコラム

久しぶりに見たよ!『超男前の銀行員!』

浪速のターンアラウンドマネージャー、宮内です。

いやぁー、梅雨も終わりいよいよ夏本番ですねー。
このクソ暑い時期、趣味のランニングやバイクなんて、
とても出来まへん!熱中症で死んじゃいます。

という事で、冷房ガンガンの自室で、
娘が勧めてくれた「キングダム」…
秦の始皇帝が天下統一に突き進む、
むっちゃおもろいマンガ…を熟読する日々です。

で今回は、久しぶりに、超男前の銀行員と出会ったお話しでーす。

何が男前かって? それは…

昨年末、クライアント社長とメインバンクを訪問。
同社は元金ゼロ円のリスケを延々継続中ですが、
業績改善のメドが全く立ちません。

つい最近まで、日本を代表する大メーカーと直取引できる、
非常に特殊な技術力を持っているのですが、
それを活かしきれない状態が続いています。

その席で宮内、正直に所見を申し上げました。
「スポンサーを募ると共に、銀行団には債権放棄を含むスキームで
対処しなければ、間違いなく破たんです。
メインバンク様には、債権放棄の覚悟がおありですか?」

正直言って、「どうせけんもほろろにNG言うやろな」
とタカをくくっておりました。

しかし、その担当課長は違いました。
「スキーム次第ですが、再生出来るなら当然債権放棄の覚悟はあります」
と即答したのです。

いやぁ~、宮内びっくりしました。

今時メインバンクとして、
「何としても取引先を支える」的な気概を持った銀行員に出会う事は
そうそうありません…そんな男前な銀行員は絶滅したとは言いませんが、
殆どオオサンショウウオかコウノトリかイリオモテヤマネコ、
レベルの希少価値です。

その要因としては、クライアントの社長が誠実一筋、
3か月毎の正確な報告で、銀行としても現状を正確に把握している事。
ほんの数年前まで、日本を代表する大メーカーの主要部品を
製造していた高い技術力がある、等ではありますが…

その後紆余曲折はあったものの、
地元の大手有力同業者がスポンサーに名乗りを上げましたので、
後はスキームです。

REVIC…JALの再生をしたとこです…や、中小企業再生支援協議会、
のスキームで進めようとしましたが、
資金繰りがあまりにもタイトになり時間的に間に合いません。

そこで事業再生の世界では超新手法、
「特定調停による再生スキーム」を採用しました。

なんじゃそれ?と思われるかもしれませんが、
実は宮内の2014年5月のメルマガで取り上げています。
ご興味ある方はそちらへどうぞ。
https://gmmi.jp/column/miyauchi_column/msc0034

要は簡易裁判所に特定調停を申し立て、
仕入れ先等の一般債権者は保護し、
金融債権者=銀行だけの債権カットで再生を目指す、
というスキームです。

尚、本スキーム実行時には併せて「経営者保証のガイドライン」に則り、
社長個人も破産など法的手続きによらず、一定の私財提供で、
全ての連帯保証債務から解放された!事も付言します。

今回の成功劇の論功行賞は、
メインバンクに「債権放棄の覚悟」を問うた宮内が三番手、
クライアントの技術力と社長の誠実な対応が二番手、
債権放棄覚悟で再生計画に応じてくれたメインバンクが一番手、
というところでしょうか。

そんな男前の銀行員、
「絶滅せんとこれからも沢山出てきてな~」
と思う宮内であります。

 

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