浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー、宮内です。
2冊目を出版した事は既にお知らせ済かと思います。
おかげさまで、宮内家内での当主株はうなぎのぼり!
…と思いきや女性軍からは…
「お父さん、あの浪速のなんとかかんとかマネージャーって何?
はっきり言ってウザいキャッチやで」と非難の声が!
…そんなにウザいの…
みんな優しいから今まで黙ってくれてたのね(≧◇≦)
しかし、出版というのは何よりも自分の為になりますね。
何時も言葉に出している様々な内容も、
書くとなるときっちり裏付けを明記しなければなりません。
出典・日時・詳細は活字になると、
ごまかしききませんからね~。
という事で、改めて勉強する事が多々ありました。
その中で中小企業金融の歴史的経緯についても
勉強していたのですが、
先日NHKでよか放送があったので、ちょっくら紹介です。
「欲望の経済史~日本戦後編」というタイトルで、
かの高名な経済学者・野口悠紀雄先生の説で進められていました。
その時の放送で「これは!」と思ったものを
iPhoneにメモっておりましたので、少々開陳いたしますと…
・1940年から始まる戦時体制が現在の金融経済システムの始まり
・現在の金融機関システム=間接金融を中心として
企業に円滑に資金を供給するのは、この時の体制から始まった
・それまでは、企業は直接金融で資金を調達する事が多かった
・間接金融は軍事統制の一環であり、それが現在まで機能し続けている
…「これは知らんかった!」とびっくりする宮内でした。
因みに間接金融というのは、
金融機関が集めた預金を原資として企業に貸出し、
経済活動を支えるというものです。
逆に直接金融というのは企業が社債などを発行して、
市場から直接資金を集める事、って感じです。
確かに間接金融が主力であれば、
今のように金融庁が銀行に監督命令するだけで、
企業活動や経済体制をコントロールできますからね~。
そんな間接金融ですが、
野口先生は既に限界に達していると明言してましたね。
となると昨今金融庁が金融機関に対して
危機感を煽っているのも、
歴史的な大きな流れと考えられるかもしれません。
なんか先行きの暗い金融の話でしたが、
金融以外でも結構ネガティブでした。
・日本型経営の衰退
・中国が世界の工場化
・日本は中国との共同に失敗したがAppleは成功した
・日本のピークは95年だった
・日本の経営者は結果的に企業の中で偉くなった人
・本来はプロの経営者という職業があるべき
・企業の国に対する依存が大きくなっている…補助金等…1940年体制強化
・IT革命で夢見たフラットな社会とは逆方向に進んでいる
・それらはAIで更に加速される…ビッグデータは
Google、Apple、Amazon、Facebookらによる寡占となる
・アメリカの学生は非上場のユニコーン企業を志望する。
日本の学生は安定大企業を目指す
・それは日本社会が再挑戦を認めないから
放送時の同時メモからの抜粋ですから、
細かいところは間違っていたらすみません
大先生のお説ですから傾聴には値しますが、
全てが正しいとは限りません。
全く違う説を唱える大先生もいますしね。
次回は明るいネタ探しときまーす(^^)/