宮内正一コンサルタントコラム

社内埋蔵金のお話し~の巻

浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー宮内です。

とうとう盆が明けちゃいました。
皆さんはいかがお過ごしになられましたでしょうか?

当方お盆は、RUN&筋トレ&読書で過ごしておりました。

しかし読書はかなり苦戦しましたね~…

かのサッカー日本代表本田圭佑イチ押しの
「負債論~貨幣と暴力の5000年」600ページ超との格闘でしたから(笑)

・なぜ負債は経済行為ではなく「モラル」として返済しなければならない、
と考えられるようになったのか?

・アダムスミス以来、なぜ経済学者は
物々交換が貨幣経済前にあったと主張するのか?

中々興味深い内容でした!
…しかし、税込み6,480円はちっょと痛かったかな(笑)

さて今回のお題として、社内埋蔵金について少々書かせていただきます。

最近某クライアントに言われた言葉に
「こんだけ大赤字やのに、なんで資金繰りが回ってんねん」
という事がありました。

この会社数千万レベルの赤字決算となったのですが、
事業継続は出来ていますし、
再建に向けて種々の方策打っている会社さんです。

しかし社長からすれば、これだけの大赤字なのに
何故資金繰りにそれほど困っていないかが理解しがたいようです。

通常、事業再生の進め方は次のようになります。

1.金融機関にリスケ依頼…キッャシュアウト削減
2.金融機関からの資金調達に頼れないので、社内埋蔵金により資金繰り維持
3.資金繰りを維持している間に本業の再建

正にセオリー中のセオリーなのですが、一部の社長さんにとって
2.の社内埋蔵金についてはイマイチ理解が及ばない事があるようです。

代表的な社内埋蔵金としては、次のようなものがあります

1.現預金…当たり前ですね
2.不要不急の資産の換価…有価証券、保険。不稼働不動産…これも当たり前
3.役員借入金を投入…社長が会社にカネを突っ込むってことですね

そしてもう一つ、最もテクニカルなものとして
「所要運転資金の削減」があります。

所要運転資金=経常運転資金=売掛金+在庫-買掛金、
という方程式で算出できますが、
多くの社長さんはPL=損益計算書は見ていても
BS=貸借対照表を見ていない事が多いので、
ここがわかりにくいのでしょう。

・売掛金の回収を早める
・在庫を極力削減する
・買掛金の支払時期を延ばす

ポイントはこの3点です。
こうすれば自然と社内にカネが残るようになります。

つまり資金効率が向上する訳です。

先ほどの会社ですが、実は所要運転資金の削減で資金繰りを回していました。

ここで注意点ですが、無理な売上増強は往々にして、
所要運転資金の急増=資金繰りの逼迫を招くという事実です。

多くの経営者はこのあたりの理解が乏しく、
無理な売上増強で苦境を脱しようとします。

PL=損益計算書ばかり見ている社長さん、
一度ゆっくりBS=貸借対照表を見てみませんか?

弊社にお声かけいただければ、何時でもお手伝いさせていただきますよ(^^)/

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