浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー、宮内です。
お医者さんに、ガチでマラソンを頑張らず、ぼちぼち走りなさい!
と指導されたけど、まぁ55歳ともなれば、
年相応の動脈硬化があったってしゃーない!
と開き直り、マラソントレ再開しましたー!
…ので当分「体育会系」の自称は続けようと思います(^^♪
さて本日のお題は、「ファクトとフェイクについて雑感」です。
…余談ですが今年1月発売の「ファクトフルネス」
(ハンス・ロスリング、日経BP社)は、既にベストセラーになっていますが、
抜群にオモロい本でしたよ、超オススメです
…本メルマガとは何の関係もありませんが(笑)
宮内が金融機関時代、広報部長だった事は以前にもメルマガで書きました。
広報っていうのは、銀行業務とは全くかけ離れた魑魅魍魎の世界ですから、
通常の銀行員では経験できない事を多々学ばせていただきました。
それらをざっくりまとめると3つに要約されるかなー、なんて思っています
…あくまで宮内視点ですので、
これが絶対などとほざく気はさらさらありませんの、悪しからず。
1.真実は人の数だけある…「真実は一つだ!」なんて戯言はコナン君だけよん
2.新聞やTVが伝える事はファクト(事実)とは限らない
…逆にフェイク(嘘)も多々ある
3.政府・行政は世論をリードすべく、新聞各紙へのリークなんて日常茶飯事
つまり「ボーっと生きてると、フェイクニュースに振り回されて、
正しい判断が出来なくなるよ~」
「新聞やTVがニュースのフリして垂れ流す政府広報なんて、
そのまま信じたらダメですよー」って事です。
そもそも新聞やTVの報道について宮内は、
絶対的な事実(太陽が東から昇る等)以外は、
まずは話し半分と思ってインプット・咀嚼(そしゃく)します。
例えば、政府・行政の都合いいニュースやリークは…
産経新聞⇒読売新聞⇒日経新聞⇒毎日新聞⇒朝日新聞⇒東京新聞、
という順で流されると考えるのが一般的な序列でしょうか
…東京新聞に至っては、
骨太すぎて政府リーク記事は無いかもしれませんが(笑)
上記の記載順で言えば、
左に行けば行くほど、政府・行政の広報誌色が強く、
右へ行けば行くほど政府・行政批判が強くなるイメージ
…つまり事実の質が左右で大きく変わります。
ニュース内容によりますが、
どの新聞がどんな姿勢で書いているかで、
ニュースの事実性、政府・行政の姿勢や意図、
世論に与える影響を踏まえるように心がけています。
なーんて思っていると、
意表をついてロイターからこんな記事が出ました。
2019年4月10日「地銀改革、支店への「分権」必要
三井住友銀を評価=金融庁長官」
・金融庁の遠藤俊英長官は10日午後…関東財務局で講演し、
地域金融機関の経営改革では支店長への「分権」が必要だと指摘した。
・地域金融機関の経営トップに対し、
リーダーシップを発揮して早期に経営改善に取り組むよう求めた。
・三井住友銀行の河原田岩夫専務が支店長時代に
短期的な収益目標を撤廃し、
顧客に向き合うことに徹したエピソードを紹介。
「素晴らしい支店長だ」と述べた。
・「地銀の頭取は、抜本的な経営改革を自らの任期中に決断、
実行する強い認識を持ってほしい」とした。
三井住友銀行の専務個人を持ち上げるところが、
何やらあざとい記事ですねー…どんな意図があるんでしょうね
…前の森長官がスルガ銀行をべた褒めしてたけど、
その後直後アパートローン問題で、
今や自力再建が困難なほど追い詰められてるしねー。
ところでこの報道、何故海外通信社のロイターだけが流したのでしょうか?
宮内の見たところ、国内の新聞各紙はどこも取り上げていません。
ここで仮説として、宮内はこんな事を考えます。
1.長官が地銀トップに厳しい言動をする事は、
既に何回もあったし記事にもなっている。
しかしながら地銀トップの反応は芳しくないので…
2.海外通信社に発信させる事で、
金融庁の対外公約に準ずるぐらい本気!
である事を示した。というのはどうでしょう。
ちょっと裏読みしすぎですかね?
又は日米合同委員会で、
何かアメリカ側に約束させられたから、
発信源をロイターに絞ったんでしょうかね?
いずれにしても今年の銀行界、
かなり大きな事件が発生する気がしますねー、
という雑感でした