浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー宮内です。
世の中はコロナコロナの風が吹くですねー。
昨日はマスクしたまま近所をランニングしましたが、
マスクが汗で濡れて溺れながら走っている状態(>_<)
ヘロヘロになりました(笑) さて今回のお題は「今こそ元金返済ゼロ円!リスケのススメ」です。 前回のメルマガでは、コロナの影響で売上が急減した中小零細企業が、
公庫や保証協会付融資で何とか一息つける…的な
お話しをさせていただきました。 今現在公庫には申込が殺到し、
受付は面談ではなくインターネット経由、
しかも融資実行まで2ヶ月は係ると言われているそうです。 保証協会にも申込が殺到! しかもコロナ対策で出勤人員を削減調整している銀行は、
とても捌けきれない状況になっています。 混乱は当面続くでしょうが、
融資を依頼する中小零細企業の社長さんには
是非とも踏ん張っていただき、
公庫や保証協会の皆さんの頑張りを切望する宮内です。 本日のお題は、そんな関係者の頑張り直後の話です。 緊急で資金調達した資金については、
約定通りの返済を進めるとしても、
それ以前に融資を受けていた既存借入金については、
元金返済ゼロ円リスケを検討すべき、
というのが主旨です。 …前回メルマガで紹介したプレDIPファィナンスの
考え方にも繋がるものです。 喜望大地のHP、宮内のコンサルタントコラムに
掲示されていますので、
興味のある方はソチラへ ⇒ https://gmmi.jp/column/miyauchi_column/msc0086/https://gmmi.jp/column/miyauchi_column/msc0086/
金融庁のHP「4/20付、新型コロナウイルス感染症を
踏まえた金融機関の対応事例」という発表の中には次の記述があります。
○事業者からの条件変更等の相談があった場合には、
審査を行うことなく、まずは、
3ヶ月の元金据置ないし期限延長を実施
○事業者からの相談を受け、
これまでの事業実績の評価に基づき、
今後も事業を継続させていくため、
1年間の元金据置・期限延長を実施
○受注が大幅に減少した事業者に対し、
積極的な支援策としてまず1年間の元金据置を実施。
将来の資金面の見通しがついた時点で、
見通しに合わせ返済期限を柔軟に延長予定
凄いですね~、これではもう何でもありの要請です!
しかし金融庁もここまで言い切っていいんですかね?
要請の中には、コロナ対応融資を受けた後の
リスケ云々の記述は見当たりません。
しかしこんな要請を出すくらい、
今回のコロナ問題は経済に甚大な悪影響を
及ぼすと考えている事が伺えます。
実は現時点で宮内のクライアント2社が、
公庫のコロナ対応で資金調達完了、
更に既存借入の元金返済ゼロにする経営改善計画を提出中です。
金融庁が何でもアリの要請を金融機関に指示しているのですから、
当然この2社の計画も理解を得れると確信しています。
しかし某税理士先生の筋から
「コロナで借りて、既存借入をリスケなんて出来るはずない」
という声を聴いたのが、今回のメルマガを書いた動機です。
専門家と言われる先生がそんな弱気では、
助かる中小零細企業が助からなくなります。
今回のコロナショックは、
リーマンショックを上回る危機と見るのが、
事業再生に携わる者としての実感です。
公庫や保証協会からの支援で一息ついても、
次の一手が必ず必要になると思っています。
融資を受けても不安が払しょく出来ない中小零細企業の社長様、
是非弊社までご一報を!