浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー、宮内です。
とうとう夢にまで見た筋トレジム解禁です。
思えば4月からの4か月間、コロナ禍=嫁の厳しい視線…により
ジムを自粛していましたが、やっと思う存分カラダを傷めつけられます!
早速張り切りすぎて、ただいま絶賛筋肉痛ですが(笑)
ついでの報告です。このメルマガ配信と同時期8/20発売の
「月間経理Woman9月号」、何の因果か
宮内が巻頭特集24ページを書かせていただきました!
コロナ禍と戦う中小零細企業の防衛策的な内容になっていますので、
ご興味のある方は是非(^^)/
ついでのついでに、
弊社ホープ社員が監督・編集した宮内YouTube動画もUP予定です。
メルマガ読者の皆さん
「宮内ってこんな奴なんや…」が判りますよ(笑)
因みにいいねやSNSでシェアなどしていただくと、
当方はとっても喜ぶという、皆さんに何のメリットもない特典が
漏れなくございます
URLはコチラ→ https://youtu.be/QWiB2M0YdBk
さて本編です。
少し前になりますが7月下旬、NHKで
「コロナ倒産を防げ、下町信用金庫の2か月」という番組がありました。
内容はコロナ禍で売上消失した中小企業に対して、
保証協会付き融資に奔走する信金マンの姿を
追いかけドキュメントという内容です。
コロナ苦境のホテル業・飲食業が融資で何とか苦境を
乗り切る姿が描かれていましたが、
正直言ってかなり強い違和感を感じました…
これは政府と金融機関のやってる感・
プロパガンダ番組か?
結局金融機関は、
自行にとってノーリスク+金利収入確実な保証協会付き融資
だけでしか、中小零細企業を救済しない???
という内容にしか見えませんでした。
…であれば、金融機関本来の使命はどうなるねん?
などともやもやした気分の中、
8/4付の日経新聞にこんな記事が載りました。
「無利子融資、地銀で過熱 ノルマ設定や「越境」コロナ対策で
国が金利負担 金融庁、実態調査へ」
記事の内容は…
・優良な取引先には資金ニーズがなくても借り入れを強く勧めている
・地盤とするエリアを越えた「越境融資」も激しさを増す
・金融機関は「ノーリスク」で金利収入を得られる
・融資額に相当する保証承諾額は5~6月の2カ月間だけで
前年同期比8倍の10兆3300億円に増えた
・地域金融機関にとって「融資残高を増やせば稼げる」と魅力的に映る
・金融庁は金融機関が保証つき融資に傾倒するのを問題視し、
実態調査に乗り出した
もやもや感が更に増大する記事ですね。
保証協会付き融資に頼りきった金融機関…
批判どころ満載すぎて、強く違和感を覚えます。
あんまり怒っても仕方ないので、
ここでは来るべき未来について、
一つだけ指摘をしておきたいと思います。
保証協会付き融資に頼り切った銀行では、
今後更に「金融機関と中小企業経営者の距離が離れる」
という現象が、顕著になると宮内は思っています。
通常金融機関は、融資先をモニタリングします。
これは融資先が銀行から調達した資金を有意義に活用し、
事業を健全に行っているかを管理すると共に、
万一の業績悪化=融資回収に備える為です。
私が若い頃は「融資先には月に1度は必ず訪問せんかい!」
「そないせんとお客さんが、どんな状況か
判らんようになるやろ!」と上司に叩き込まれたものです。
しかし保証協会付き融資の場合、
仮に融資を受けた企業が破綻しても、
金融機関には一切損失が発生しません。
つまり保証協会付き融資で資金を調達した企業は、
モニタリングの必要性が無い企業である、とも言えます。
ただでさえ金融機関は頻繁に人事異動が行われます。
モニタリングが無ければ、
融資企業の実態が金融機関に把握されなくなり、
ひいては引継ぎも満足に行われなくなるでしょう。
するとどうなるか?
・金融機関と中小企業経営者の関係が希薄になる
・関係が希薄なので、経営に係る相談頻度が激減する
・金融機関は益々企業の実態を把握できなくなる
・イザという時の資金調達、融資相談が難しい関係性へ
金融の専門家は以前から「リレーションシップバンキング」
「企業の事業性評価」が益々重要になる、
と警鐘を鳴らしていますが、
これとは全く逆行する動きが現場では
進んでいるように思えます。
残念ながら中小零細企業は、
財務リテラシーを自ら磨かなければ、
益々事業を守るのが難しい世界が広がると懸念します。
「そういえば最近、銀行の担当者が全然と顔出さんな」
と感じる社長様、遠慮なく弊社にお声かけ下さい。
万全のサポートを提供させていただきます。