宮内正一コンサルタントコラム

藁をもすがるM&Aはダメよ…の巻!

浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー宮内です。

7ヶ月間脚の故障で走れませんでしたが、
とうとう年初からトレーニングを再開しました!

しかしビビるくらい体力が低下、
スロージョグでもゼェゼェハァハァ…
元に戻すには1年近くはかかりそうです( ;∀;)

ところで昨年後半から年初にかけて、
M&Aマッチングサイト事業者から
「弊社と組みませんか」という問い合わせが続いています。

以前は中堅企業以上の企業戦略だったM&Aですが、
今や中小零細企業にもM&Aの波が押し寄せている感じですね。

そんな中「M&Aで会社を売りたい」という
経営者の相談を受けた時の雑感です。

相談会社の状況…
・年商と同レベルの債務額
・残念ながら利益はほとんど無く、銀行返済はゼロ円のリスケ状態
・資金繰りに窮し、税金や社会保険料も滞納中
・その上にこのコロナ禍で、好転の兆しが見込めない
・M&Aで会社を売却し、債務を返済しイチからやり直したい

この状態の会社はM&Aで売却できるでしょうか???

残念ながら限りなく困難です。

経営者もアタマでは判っているのですが
「最近は中小零細企業でもM&Aが出来るらしい、
何とか高値で売れるかも知れない」と
藁をもすがる想いで相談に来られたのでしょう。

最近は幾つものM&Aマッチングサイトが立ち上がっていますが、
少なからず上記のような中小零細企業が掲載されていると考えています。

そんな経営者の皆さんに伝えたいのは、
「方向性が完全に間違っていますよ」という事です。

苦し紛れ、藁をもすがる想いのM&Aが成功する事は、
まず考えられません。

私たちであれば、以下のような処方箋を提案できます。

1.自力再生…これが王道。債権者に協力を求め、
 精緻な経営改善計画を策定し、
 5-10年の長期スパンでの会社立て直しを目指す。

2.自力再生が困難であれば、第二会社方式で再生。
 会社の中で今後も事業継続な可能な部分のみを切り出して再生。
 但し債権者とはハードな交渉が必要となる。

3.第二会社として再生させた上でM&Aで高値売却・
 債権者への弁済に充当する。

いかがでしょうか。

特に債務の問題を抱えている中小零細企業にとって、
藁をもすがるM&Aは必ずしも解決策にはならないと思います。

そんなお悩みがあれば、是非お声かけ下さい。

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