宮内正一コンサルタントコラム

それ本気!? 中小企業不要論?の巻

浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー、宮内です。

緊急事態宣言も解除されたし、桜の季節やし、
1年も大人しくした分今から盛り上がろう!

なーんてコロナをなめ切ったらダメですよね(笑)

これからも基本的な感染対策を取りながら、
筋トレとマラソン練習に励みたいと思います。

さて、日経新聞を37年購読しているワタクシの眼に、
気になるニュースがありました。

しかし「これは結構衝撃的やな…」と思った割には、
世間でぜーんぜん話題になる感じが無いので、
敢えて取り上げたいと思います。

2021年2月17日「紙の約束手形、26年廃止へ
日本独特の商慣行改善」

記事には「企業が取引先への支払いに使う紙の約束手形について、
経済産業省は2026年をめどに利用廃止を目指す方針だ。」

宮内「えっ、何?何の為に?それが改善なん?」

「約束手形は一般に現金化まで数カ月かかる。
受注側の中小企業の資金繰りを圧迫しがちな
古い商慣行の改善に向けて動き出す。」

宮内「いやいや、手形支払いの会社は、
資金繰りに関係ないやん、
本気で中小企業の事考えてるんか?」

「経産省は銀行振り込みによる支払いを広げる。
すぐに手形利用をなくすことが難しい企業には
電子手形に切り替えるよう促す。」

宮内「あの評判悪い、
でんさいネットを使えって言うの?本気か?」

「法人企業統計によると、
手形の支払残高は19年度で25兆円。
100兆円規模だった1990年前後のピークからは減っている」

宮内「そうや減ってるよ。そもそも資金力のある大企業や
中堅企業はとっくに手形離れしてるけど、
資金力のない中小零細企業にとっては有難い存在やねん」

「約束手形は受注企業にとっては商品納入と代金の確保に
時間差が生じて資金繰りが苦しくなりやすい。」

宮内「それは極端に長い手形を出す不良企業の話やん。
そもそもそんな長い手形を出す企業は、
信用あらへんから早晩退場するわ」

「経産省は最長120日までとしてきた手形の期限を
24年をめどに60日以内に短縮する方針も決めている。」

宮内「一気に半分…経産省ってそんな事勝手に決めてええんや」

まあ、記事を相手にだらだら書きましたが、
大企業や中堅企業にはなーんにも影響ないけど、
手形支払いを活用して資金を回している零細企業には
死活問題になりかねん!
と危惧するのは私だけでしょうか?

それともう一つ、
手形には手形なりのメリットがあります。

それは「不渡り」です。

企業経営者にとって期日に手形を決済できない
「不渡り」は最悪の悪夢と言ってもいいでしょう。

一気に噂が広がり倒産の危機!

銀行は「貸した金ミミ揃えて返さんかい」
モードになりますし。

つまり手形は企業間取引において、
「支払い期日は絶対に守らなければならない」
という極めて強い緊張感を強いるツールとも言えます。

これがただの買掛金支払の場合、
入金が多少遅れても「不渡り」のような制裁はありません。

「ごめーん、来週には振込するわ」という
緊張感のない取引が増える事を懸念します。

どーもお国のやる事は、大企業や中堅企業だけを見て、
中小・特に零細企業の実態が見えていない気がします…

しかし、お上が中小企業不要論者であるならば、
これも合理的な政策なのでしょうが…

いずれにしても、
中小零細企業経営者は自らを守る手段を広く持つべきです。

ご心配事がある経営者様は、是非弊社までお声かけ下さい。

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