宮内正一コンサルタントコラム

筋肉でできた脳からカシコの脳へ、-毎朝新聞チェックで学ぶこと

浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー、宮内です。

もうコロナの話は飽きましたね…大阪は蔓延しすぎて
「これ以上どないすんねん…」と諦めモードです。

とはいえ家族の為、自分が感染するのは避けるべく、
出来る事はやらなしゃあないな~と嘆息する日々です。

そんな中、私事ですが、愚息が4月から新社会人になりました。

「こんなへなちょこが社会の役に立つんか?」と思いつつ、
ヘタレな新社会人やった自分を振り返ったりしています(笑)

その愚息に、社会人の先輩として一つアドバイスしました。
「毎朝新聞を読みなさい」

「何をしょうもない事を!」と思う方も多いと思いますが、
それは結構深い理由がありまして…

自分の経験として、金融機関の本部に配属された新人時代、
朝の大仕事がありました。

新聞の切り抜きです。

毎朝9時までに、日経、読売、朝日、毎日、産経、日経金融、
日経産業、日経流通の各新聞に目を通し、
「これは!」と思う記事をハサミでちょきちょき、
一言コメントをつけて上司に提出するという業務がありました。

学生時代バリバリの体育会系で脳みそ筋肉の私にとって、
これほどの苦行はありません。

しかし1年もするとびっくり、
筋肉で構成されていた私の脳みそに知識と情報が蓄積されています。
…ちょっとはカシコになったかも?(笑)

今となっては、この苦行には感謝しかありません。

筋肉で出来た脳が、
ビジネスマンの脳に少しは転換できたわけですから。

という事で朝の新聞チェックと、
ネットの無料版チェックは今も欠かさず続けています。

という話で終わると「脳」が無いので、
ここから一歩進めたお話です。

「新聞に書いてある事を真に受けてはいけない」です。

毎朝8紙も読んでいた新人時代、
個別の事象が各紙全く別物の記事になっている事に気づきます…

「なんで同じ出来事やのに、全く別の書き方をしてるんやろ?」…
当時のヘタレ新人には理解できませんでしたが、今なら判ります。

新聞は一定の事実を伝えているのでしょうが、
それは自紙の読者層に当てて書かれたメッセージでもある、
という事です。

新聞各紙の読者層は実はかなり異なっています…
リベラル・保守・政権寄り・週刊誌チック、ゴシップ大好き、
と様々です。

新聞は結局売れなければ経営出来ない私企業ですから、
読者受けの良い記事を出すことで、
発行部数を維持拡大したいというジレンマから中々抜け出せません。

つまり記事には各紙個別のバイアスがかかっている、
という事を理解する必要があります。

これは一つの情報リテラシーと思いますが、
各紙の論調を比較する事で、
より事実実態に近づけるのは間違い無いと思います。

近年ネットで各紙の無料版が見れますので、
新聞を購入しなくても各紙論調の比較は簡単にできますね。

それに加えて宮内は、
LINEの海外ニュースもチェックしています。

ニューズウィーク日本版、ブルームバーグ、ロイター、
BBC等に友達登録し、無料記事を朝夕チェックしています。

海外ニュースの良いところは、
日本紙のような特定読者層への偏った忖度が無いところです。

おかけでより広く世界を理解できる気がします。

新聞あるあるを最後に一つ、
「リーク記事には気をつけろ!」です。

特定の新聞が他紙を出し抜き、
さもスクープのように書き連ねる記事です。

社会告発的な記事は別ですが、
「政府・霞が関・大企業発が疑われる記事にはウラがある」
と元金融機関広報部長・宮内は確信しています。

「ははぁ~、この新聞はこの方向に世論を持っていく気やな」
「さてさて、どんなウラがあるのやら」と宮内は疑います。

特定の新聞を鵜呑みにするのは止めましょう。

「真実は一つ!」などという陳腐なセリフは、
コナン君だけに許される特権ですから。

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