宮内正一コンサルタントコラム

粉飾決算あるある…の巻 対策伝授します!

浪速の体育会系ターンアラウンドマネージャー、宮内です。

脚の故障で走れない分、体幹トレーニングに励んでいます。

始めたばかりで効果はこれからでしょうが…

しかし現役の頃はこんな理論聞いた事無かったなー、
根性論だけではあかんねんなー、などと思う日々です。

さてさて事業再生コンサルティングなんて仕事をしていると、
粉飾バリバリの決算書に出会う事が多々あります。

多くの場合は悪意無く、
「赤字決算にしたら銀行借り入れが出来なくなる」
という恐怖心が動機です。

そんな社長さんの気持ちは確かに判りますね。

銀行から融資を引き揚げられて、
事業継続出来る中小企業なんてまず無いですから。

そもそも決算書は税務署に提出するものです。

つまりその目的は納税です。

税務署からすれば赤字よりも、例え粉飾であっても
黒字決算で納税額が増えるのが望ましい?
(とは思って無いかも知れませんが…)
と考えているのでしょう。

つまり決算書そのものや、
決算作業に従事する税理士先生には、
粉飾決算を回避・抑止・抑制する機能はやや薄弱である、
と宮内は考えています。

その結果巷には、
一定割合で粉飾決算に身を染めた中小零細企業が存在する事になります。

そんな粉飾にも、幾つかのパターンがあります。

架空売上を計上するという悪質極まりないものもありますが、
多くは貸借対照表の流動資産を膨らますパターンです。

「現金や在庫が急増した」「社長への貸付金が増加した」
「謎の仮払金がある」なんてのは典型的なパターンですね。

これは私の経験上ですが、
金融機関は極端な粉飾でなければ眼を瞑っている事が
多いように思います。

「粉飾してるなんて上に報告したら怒られる」
「自分が転勤するまでは、バレバレの派手な粉飾はやめてね」
という融資担当者の心情でしょうか。

しかしある一定の閾値を超えれば、
金融機関が黙っている事はありません。

新規融資の停止を始め、ペナルティを課される事を
中小企業経営者は覚悟すべきです。

私どもに来られる社長様から聞くのは、
「今まで何も言わんかったのに、急に粉飾決算や!
と銀行が指摘してきた」という話です。

違うんです。銀行は判っているんです。

それがあまりに恒常的かつ金額が膨張し、
許容できる閾値を超えたから、
そんな事態に陥るのです。

事業再生あるあるの交渉現場…

支店長「社長、ようこんだけ粉飾されましたな」

社長「シュン……」

宮内「でも粉飾発生時に、御行は追加融資されてますよね」
「まさか支店長、当時は粉飾が見抜けなかったんですか?」

支店長「それは…」…本当は知ってたけど、
閾値の範囲内なので黙っていた?

宮内「過去の事は過去の事として、
これからは大人の話し合いをしましょう」

粉飾決算はとても褒められたものではありません。

しかも一度粉飾に手を染めると、
脱却するのは極めて難しい、
麻薬のようなものです。

現在は金融機関とトラブルにはなっていない…
しかし、正直言って当社の決算には粉飾が含まれる…
何時銀行にバレるかドキドキしてる…
そんな誰にも言えない悩みをお持ちの社長様。

いつまでも麻薬にすがるのは止めましょう。
そんなときこそ専門家の力を借りる時です。

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