増税前の駆け込み需要があっても、
東北復興に人が割かれており、人手が全然足りない。
中期でも、東京オリンピック決定で建設ラッシュ期待あるも、
人手足りないのでは。
新聞等でこの手の記事であふれていますが、
この1週間で、小職が直接聞いた生きた
情報を備忘録を兼ねてお送りします。
1.東北の工業地帯(自動車、半導体製造が多い)
1)需給ギャップがとにかく大きい。
請負会社、派遣会社へのオーダーはいくらでもあるも、人が集まらない。
2)工場は3月まで24Hフル稼働も、人数が不足していることから残業に依存。
3)時給のアップは顕著ではないものの、
残業量増加、採用コスト増大は明らか。
4)一部工場では、中国人労働者に加えて、
フィリピンからの受け入れを計画中。
フィリピン国内で採用、研修(マナー、日本語)を行う企業と提携を検討。
5)40歳を超えると製造現場から管理に回る事が多いが、
これを緩和し、工場従事者を増やす動きもみられる。
2.関東圏の建設会社
1)仕事は取れるが、人手不足を懸念。特に施工管理者。
2)求人誌への掲載行うも、採用コストは上昇傾向。
3)ハローワークへ掲載するも、採用レベルに達する人は減少傾向。
4)資金繰り悪化による零細建設企業の撤退も散見されるが、
残った社員は一人親方として独立するケースが多い。
(特に有資格者は、ほとんどが独立している印象)
3.関東圏の建築会社
1)協力会等の組織を持たない建築会社では、
基礎、大工、内装業者の奪い合いが激化。
2)下職代の上昇には至っていない。
少なくとも製造と建設業界においては人手不足は明らかです。
更なる効率化、高齢者の再雇用等では追いつかないように見えます。
遅滞なく受注業務を完遂するには、
海外からの受入を強化せざるえを得ないでしょう。
今後も同じ方に定期的にヒアリング行い、
結果をメルマガで報告したいと思います。