洲山コンサルタントコラム

自分の城は自分で守れ!

社長としての心構えは何が最重要か?
経営が上手くいってるか? 上手くいっていないか?
の価値基準は「キャッシュフロー(現金)」がいくら増加したか?
というお話を前回しましたが、
今もっともキャッシュリッチで且つ絶好調企業はどこでしょう?
言わずと知れた 世界の トヨタ です。

でも、今日の繁栄と世界最強の財務基盤・収益性をつくった
最大の功労者は誰でしょう?
実は、1949年のトヨタ自動車のメイン銀行であった、
住○銀行名古屋支店長による貸し渋りが其の原点です!

トヨタの借入申し込みに対し、彼はなんと
「織屋(豊田紡績)に貸せても鍛冶屋(トヨタ自動車)には貸せないよ!」
との迷言を吐き冷淡に NG!

その資金繰りショートによる、トヨタ倒産の経営危機に対し、
取引銀行は冷たく、取引先もつれないところが多かったようです。

そんな中、その窮状を救ったのが、日本銀行名古屋支店長の斡旋による、
三井銀行を中心とする24行による協調融資1億8,820万円です。

当時、ドッジラインといわれる超緊縮財政政策のため、
トヨタは資金繰りが悪化し従業員の給与さえ支払がままならないという
非常事態に立ち至り、深刻な労働争議が勃発しました。

其の解決のために、
創業オーナー社長であった豊田喜一郎氏は辞任。
人員整理・販売部門を分割して、二代目社長として石田退三氏が就任しました。
そして、朝鮮戦争による特需がトヨタのピンチを救いました。

石田退三が残した箴言
其の一
「無駄な金は一銭も使うな! 金を貯めろ!」
其の二
「自分の城は自分で守れ!!」

この教訓が、今日のトヨタの繁栄を築いた 「DNA」 です。

また、深刻な労働争議と、人員整理(従業員の約15%)による悲劇を
再び起こさないことを誓い、
「労使協調路線」が誕生しました。

アメリカの格付け会社が、トヨタの終身雇用制を理由に
格付けを引き下げした折には、
奥田社長が猛烈な抗議をし、その後の経営実績でその抗議が正当だったことを
証明しました!

【今日の結論】「自分の城は自分で守れ!」
景気のせいにしたり、政府の政策のせいにしたり、
社員のせいにしたり、銀行のせいにしてもなんら解決不可能!
トヨタの強さの原点は、会社倒産の危機でした

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