今回は、クライアントの相談内容から、
『取り込み詐欺に気をつけよう! その1・その2・その3』
とまとめてみました。
人の気持ちの弱みに付け込むのが 取り込み詐欺 です。
では、その手口をお知らせしましょう
●取り込み詐欺その1
「資金繰り難に取り込む 取り込み詐欺」
資金繰りが苦しい個人事業主や、中小零細企業の社長宛に
融資のDMが送られてきたら
「何故か?」
「どうして?」
を繰り返し10回考えましょう!!!
それでも信じたいなら、もしも自分が金融会社の経営者なら
貴方の会社に無担保の信用で貸せるのかどうか?
を考えましょう!
それが答えです!
貸せるはずがないでしょう!!
そこでよくある手口は、
「貴方の会社は、他社の借入が多いので、このままでは貸せません。
ですので、○○×円を先に振込みいただければ、
その情報を操作して借入が出来るようにするから――」
なんちゃって、上手い口車に乗せられて、
なけなしのお金を祈る気持ちで振り込めば
岸壁の母状態(※)でありまして、
待てど暮らせど融資のお金は一銭も入ってこない!!
そこで目が覚めて、「騙された!!!」
に、なっちゃうわけです。
何百万の大金なら警察も動きます。
しかし、数万円とか数十万円だと、警察も忙しいので、
気の毒がっては貰えても、「騙された貴方が悪い」と
相手にされない場合がほとんど。
泣き寝入り で終わってしまいます。
※岸壁の母
第二次大戦の戦地から戻らぬ我が子を想い、岸壁で待ち続ける母の唄。
同じように、いつまで待っても融資のお金は入ってきません!
●取り込み詐欺その2
「もっと儲けた~い人に取り込む 取り込み詐欺」
よく、元本確実・高利回りを売り物にする債権・上場間違いなしの株券など。
すべてもっともらしいし、ストーリーがありまして、
「自分だけ選ばれた」と錯覚してしまいがちです。
「今ある資金をもっと増やしたい」との スケベ心から 騙される。
中には、何百万円・何千万円もの被害にあう方も?
投資したしばらくは夢見ていますから、うきうきモードなのですが、
しばらくして、 悪夢 に変わっちゃうところ 悲劇であり、
はたから見ると 喜劇になるのが悲しい……。
●取り込み詐欺その3
「売上を上げた~い会社の商品を取り込む 取り込み詐欺」
新規取引を申し込み、最初は小口の現金で信用させ、
そのうち締め、支払いに移行したり 、手形取引に移行して、大口取引を装い
商品を取り込み、バッタルートで換金し、ドロン。
が、よくある手口です。
新規取引や大口取引には、
相手が信用できる相手かどうかを良く見極めましょう!
信用調査機関での、点数調査をしたり、
相手にいくらまで売り掛けをしてよいかを、どうやって判断するか?
やはり餅は餅屋に任せましょう!!!
では、「餅は餅屋に」とは言っても、具体的にはどうすれば良いか?
それは来週お伝えすることにします。お楽しみに!
もしも切羽詰っていて「今すぐ知りたい!」という場合は、
洲山までお気軽にお問合せくださいね。
よ~く考えよう! お金は大事だよ! あせらず慎重に判断しましょう!