洲山コンサルタントコラム

リスクマネージメントノウハウその8 無手勝流では自爆しちゃうよ

その昔、トヨタのカンバン方式の本を980円で購入し、
読んだだけで分かったつもりになって、
無手勝流で行動して見事に失敗した社長がいました。

リスケジュールの話を聞いて、それが出来れば嬉し~いなと、
無手勝流で事前準備を何もせずに、飲食業の親父さんが銀行窓口に行き

「毎月の返済100万円を半分にして欲しい、
 資金繰りが苦しいから頼みますわ!」

と掛け合いましたが、適当にあしらわれて自爆しました!

リスケジュール(略称リスケ)は、銀行にとって危険信号発令ですから
十分な事前準備が必要です。

通称「リスケ」は、正式名称「リスケジュール」でして、
当初計画どおりの返済が困難になった企業が借入銀行に
借入返済条件の緩和(減額)を依頼することです。

この借入返済の緩和依頼は、銀行における格付けの悪化を招きますから
メリットデメリットがあります。

【メリットその1】
返済条件が緩和されますから、資金繰りが楽になります!

毎月100万円の元金1年間棚上げで(100万円助かる)(嬉しい!)
金利のみ支払うとか? 年間1,200万円の資金余裕だヤッホー!!

すなわち、返済を減額することは、
新規融資を受けることと同じ効果があります!

【メリットその2】
銀行に応諾いただいて、正式契約をすれば
その間は資金回収されずに(嬉しい!)経営改善に集中できます。

リスケは通常半年か1年での見直しが多く、
延長しても2年ぐらいが目安ですから
その間は、経営者は従業員の協力を得て
「背水の陣」で再生に集中できる環境が整う。

しかし、物事は良いことばかりではあ~りませんから(涙!)

【デメリットその1】
もしリスケを銀行が応諾しなければ、今後の取引は資金回収されるばかりか
「預金ロック」のリスクも発生します!

【デメリットその2】
リスケ応諾は、嬉しいもののその後は、一切の新規融資は NG です(涙!)

したがって、借入できないことを前提に
資金繰りを組むことが必須の条件です!

【デメリットその3】
リスケ応諾の条件に、追加担保とか? 追加連帯保証人とか?
の要求が出る可能性が(怒!)

リスケを銀行が応諾する絶対条件は、「経営改善計画」の提出です。

基本心構えは、

「今は苦しいが、原因も分かり対策を打つので、
 リスケに応諾いただければ必ず再生できる!!!」

を社長が信念を持って、自信を持って熱く語ることが最重要です!!!

*具体的計画作りで分からなければ、いつでも洲山にお気軽にご相談下さい!

銀行は企業にとって、経営が順調な折は良き支援者ですが、
もし、ひとたび業績不振になれば債権者と債務者の関係になります!

すなわち資金回収を狙う敵となります!

したがって、リスケ申し込みは、
イエローカードが出るか、場合によってはレッドカードが出て、
企業にとって存続のピンチの最重要意思決定ですから、
十分な勉強が必要ですし、その道のプロの面談・相談を
何人かにしてから行動しましょう!

全体の資産・負債状況と収益状況によっては、
リスケ以外の道を選択すべきこともありますから!

アントニオ猪木の好む 一休禅師曰く

「この道を行けばどうなるものか危ぶむなかれ

 危ぶめば道はなし

 踏み出せばその一歩が道となり

 その一足が道となる

 迷わず行けよ

 行けばわかるさ」

勇気を持って、一歩を踏み出しましょう!

その第一歩は、プロに相談されることをお勧めします!

洲山もプロに相談したり、本を読んで勉強する中で道が開けてきましたから!

 

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