洲山コンサルタントコラム

リスクマネージメントノウハウその18 倒産社長の告白に学ぶ

三浦紀夫著「倒産社長の告白」を読みました。

いやあ、すさまじい修羅場をドキュメントタッチで書かれており
一気に読了しました。

市中金融からの借金、リストラ、債務保証、親族からの担保提供……。

矢尽き、刀折れるまで奮闘した中小企業の元経営者が
倒産に至るプロセスを真摯につづった本。

具体的には、コアという編集・広告プロダクションの倒産に至るまでの経緯が
社長自らの手により書かれています。

その原因は?

 1. 先代の社長が銀行用の粉飾した決算書を作っていたため、
   引き継いだ時の実体がつかめなかった。
   税理士を変えて計算し直したら、4億円の債務超過であった
  (出版部門のM&A売却により、一時的にバランスシートは良くなる)。

 2. 売り上げに波があった。
   これは編集・広告プロダクションという業種が、構造的に抱えている。

 3. 応援してくれてた面倒見の良い永代信用組合が破綻した。

 4. 銀行以外の商工ローンから多額の借り入れがあった。
   88年当時の上限金利は54.75%だった。

 5. 不動産等の会社資産がないので、
   社長、弟、実家、そして義理の父の家や土地を担保にした。

 6. 倒産街道まっしぐらの、いわゆる融通手形を使っていた。

 7. 税金や社会保険の滞納が、あった。

 8. 社長は友人のみならず、社員や外注スタッフから も借金してた。

 9. 社員や役員の入れ代わりが激しく、安定しなかった。

10. 外注への支払いにも事欠いてた。

著者は、1952年青森県生まれであり、洲山とほぼ同世代。

同じ時代を生きて、生活の場こそ違えども、同じ経営者として
いかに会社を発展させ、世の中のお役に立てるかを考えてたはずが、

途中から、いかに会社を存続させるか?

いつまで持たすか?

資金ショートをどう工面するか?

と、悩む様がリアリティをもって実感できました!

ジャーナリストとして、勇気を持って書かれたことに敬意を表します。

いま、経営危機に陥っておられる社長は

「倒産」までの道すがらと心理状態

「倒産」を決意してからの心理状態

「倒産」Xデーである、当日とその前後の状況及び心理状態

「倒産」後の状況と心理状態

について、理解し学ぶ事が、事業再生についての真剣な学びの場となります!

一度、お目にかかり語り合いたいと願っています。

また、三浦紀夫さんは草思社から
「WEB草思」の「倒産社長、復活列伝」を発行されています。

第一回のガリバーインターナショナル社長羽鳥兼市様から始まって
挫折を乗り越えた社長を簡潔明瞭に分かりやすく、
挫折から復活までのサクセスストーリーが読めて元気を貰えます!!

全国24時間受付

無料相談はこちらから

お気軽にご相談ください

 

関連記事

  1. 洲山コンサルタントコラム 遅延損害金をどう考えるか?誠意と熱意により道は拓ける
  2. 洲山コンサルタントコラム ホテルの再生は、温泉とくつろぎ&癒しがキーワード!
  3. 洲山コンサルタントコラム ソフトバンク誕生秘話―― 一冊の本
  4. 洲山コンサルタントコラム 手形不渡り危機回避作戦 無事年を超えるノウハウ!
  5. 洲山コンサルタントコラム リスクマネージメントノウハウその2 定期預金の解約ノウハウ開陳
  6. 洲山コンサルタントコラム 破産するのは、ちょっと待った!社長があきらめない限り、会社は再生…
  7. 洲山コンサルタントコラム 事業再生を成功するには、危機を乗り越える正しい判断により道は拓け…
  8. 洲山コンサルタントコラム ABC理論のいろは ⇒ 事業再生実現への第一歩スタート
PAGE TOP