洲山コンサルタントコラム

窮境企業の支払プライオリティと復活社長列伝!

さて、窮境企業(=資金繰りに困窮状態の経営危機の会社)のご相談に乗って
いつも感じることは、
正常に支払えない企業の生き残りの第一ハードルは?

限られた資金の配分のプライオリティー(優先順位)を考えることです!

まず、間違うのは
「何が何でも銀行返済は約定通りに返済しないと信用が無くなる」?
との強迫観念で、

親戚・知人・友人から借りてでも返す?
商工ローンから借りてでも返す?

更に、親戚・知人・友人に連帯保証人になってもらってでも
商工ローンから借りて返す?

この考えは、根本的に間違っています!

何故か?

答えは

1.低利(2%~4%)の銀行返済に困っているのに、
 高利(25%~29.2%)の商工ローンが返せるはずが無い!

2.商工ローンで借りてるのが銀行にばれると、
 今後一切のニューマネー(新規融資)は NG です。(涙!)

3.赤字による資金ショートの如き後ろ向き資金を親戚・知人・友人に頼ると、
 結果として迷惑をかけるから(悲!)
 人間関係が壊れてしまい、肝心の前向きの再スタート時や自宅買戻し時には
 残念ながら応援してもらえない(涙!)

銀行が貸してくれないのは、
「事業構造を見直しなさい」とのメッセージです!

それを無視して、どこからでも兎に角借りまくって
資金繰りをつける考えはやめましょう!

逆に、貸していただけないなら、返済の条件変更(=リスケ)して
資金繰りをつける道があります。

毎月100万円返済してたのを、1年間だけ 0 になれば
100万円×12ヶ月=1,200万円 借りたのと同じことです。

洲山の経験則で言えば、商工ローンからの借入は、イエローカード
商工ローン借入が3社を超えると、レッドカード(=退場宣告)倒産確率90%超?

のイメージですね。

銀行リスケに関しては、昔と違い弾力的に応じて貰えやすくなりましたが
闇雲に兎に角減額してくださいでは、銀行も困りますし、対応出来ないので
何故約定弁済が出来なくなったかの原因とその対策etc が説明必要です。

では、何時まで待てば約定弁済が復活可能か? の根拠も必要ですね。
説得力のある経営改善計画書の作成が必要です。

それと、キーワード「勇気」が必要です。

ナカナカ勇気が出ず、一歩が踏み出せない方は

1.本を読み勉強したり
2.プロに相談しましょう

今の会社が破綻すれば、世の中終わり? と考える社長が多いですが、
決してそうではありません!

地獄の倒産から見事に復活されて、
大成功された先輩経営者がいらっしゃいます。

———-↓ここから↓———-

【出展】日経ベンチャー 2006年2月号 P15 孤高の美学 より

ファンケル創業者(現名誉会長)池森賢二

孤高の美学

倒産して思い知った「優しさ」と「したたかさ」のバランス
池森賢二氏曰く、若き頃の挫折の思い出

30年ほど前のこと、脱サラして仲間と作った会社を倒産させました。
手形を落とす金を工面して銀行に着いたら3時を数分過ぎていて、
二度目の不渡り。
その瞬間は銀行を恨みましたが、3日後には、逆に感謝していた。
「倒産すると、こんなに熟睡できるのか」と。

手形の恐怖というのでしょうか、それまではとにかく
「倒産なんかしたら大変だ」とおののき、必死で動き回って、
眠るどころじゃありませんでした。
だけど、倒産しちゃったらどうしようもない。
2日ばかり眠りこけて、起き上がった時には、
不思議な安堵感がありましたね。

とことん戦って、打ちのめされて会社を潰すのは、
経営者として甘いと思います。

私自身がそうでしたが、倒産した先のことを想像できなくて
金を借りまくって、立ち直れなくなってしまう。
倒産した時、私には個人保証した借金が2400万円ありました。
それを2年ちょっとで完済し、ファンケルを創業できたのは、
当時の私に若さとエネルギーがあったにしても、並大抵のことではなかった。

今になって思えば、会社を潰す前に、再起に必要な資金を
どこかに確保しておくくらいのしたたかさを持つべきでした。
金を貸した人だって、倒産して絶望されるより、
金を返してもらうチャンスが増える事を望むはずです。

私は、もともとが優しい人間です。
経営においても、売上の追求より、人を思いやることを優先してきましたし、
それが顧客満足につながったと自負もしています。
けれど、「優しい」一辺倒のお人よしでは経営はできない。
単純な「優しさ」とは相反することもある「したたかさ」を
経営者が併せ持たなくては、会社も社会も成り立ちません。
倒産の経験を振り返るたび、痛感します。

———-↑ここまで↑———-

いかがですか?

ファンケルは、東証一部上場企業で、
資本金107億円 売上高879億円 経常利益54億円
と成長され、社会貢献にも熱心な会社であり、
地域経済や日本経済に貢献されてます!

政府も、敗者復活や再チャレンジできる社会を創ろうと舵を切りましたから

経営者たるもの、「明るく!  元気に!!  前向きに!!!」

笑顔で前進しましょう!

挫折からの復活は、社長ばかりではありません

今回、阪神大震災に罹災し、震災復興から倒産、退職、
そして中小企業支援への転職――

を体験された、元そごう神戸店長の高橋貞夫さんが書かれた本を推奨します!

人生の踊り場を迎えた「団塊の転職」

2007年、いわゆる「団塊の世代」が定年退職という新たな転機を迎えます。

現実には、今年から早期退職等で人材の流動が始まっており、最近では、
「団塊の世代」の定年延長や新たな生き方について、
新聞や雑誌の特集で数多く取り上げられています。

本書は、「団塊の世代」を中心とした転職を考える中高年に対し、
【団塊の世代の転職】はどう考えるべきか、どうすればうまく行くのか、
といった転職成功の秘訣をまとめたものです。

「人生には踊り場が必要。
 そこで、これからの自分に何ができるのかを考えてほしい」

と著者自らの経験を活かした人生論的な内容になっており、
たんなる転職のノウハウ本ではありません。

「団塊の世代」で転職を考える人はもちろん、定年延長を考える人にとっても
著者の経験とアイデアは、大いに参考になります。

 

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