洲山の尊敬する、税理士故飯塚毅(たけし)先生を主人公にした映画です!
飯塚毅(たけし)先生は、TKC全国会と言う 税理士の全国組織を
創業された立派な方ですが、
もう一つ、国税局の弾圧に断固として闘い、信念を貫き、
勝利した英雄でもあります。
6月19日付の産経新聞の産経抄に分かりやすく解説されてますから
引用させていただきます
ここから ↓
週末に公開された映画『不撓不屈(ふとうふくつ)』を見ていたら、
「弾圧」という言葉が頻繁に出てきて驚いた。
戦前の日本を舞台にしたわけでも、
いまだ民主主義が行き渡らない近隣国の話でもない。
▼国中が東京五輪一色に染まっていた昭和30年代後半、
実在の税理士、飯塚毅(たけし)さん(故人)が、
税法の解釈をめぐり、国税当局を訴えたことがきっかけだった。
飯塚さんに個人的なうらみをもつ
大蔵キャリア官僚の先導で、当局は報復に出る。
▼顧客に理不尽な税務調査を強行し、飯塚さんから離反するよう脅迫した。
数々の嫌がらせの果てに、
検察庁まで動き出し、事務所職員4人の逮捕に至る。
信じがたい役所の暴挙だが、実話である。
原作は高杉良さんの実名経済小説。
映画では、さすがに、敵役の官僚らは別の名前になっていたが。
▼松坂慶子さんが演じる妻のるな子さんが、深紅のバラで冠をつくって、
滝田栄さん演じる飯塚さんの頭上にのせ、
労苦をいたわる場面が印象的だ。
長男が、父への尊敬の念をあらためて手紙につづる場面もいい。
きのうは父の日。
自分の家庭と比べて、
ため息をついたお父さんも観客席にいたかもしれない。
▼新聞記者である筆者には、飯塚さんの長女がもらした一言が耳に残る。
「新聞はうそを書くの」。
確かに、小紙も含めて、国税当局の発表をもとに、
こぞって記事を書き立てた。
結果的に、飯塚さんに対する弾圧に、
手を貸したといわれても仕方がない。
▼でっちあげの脱税事件で起訴されていた4人に、
無罪判決が出たのは昭和45年。
国税庁がたったひとりの税理士に敗れたことを意味したが、
このビッグニュースを伝えたのはわずか2紙だった。
そのうちのひとつが、小紙だったことをちょっぴり自慢しておく。
ここまで ↑
民主主義が発達し、人権意識が確立した今日と違い、
当時の 「お上」 の特権意識はスンゴイ時代背景だったわけです。
ややもすれば、弱気になりそうな社長に、
元気と勇気のパワーをいただける映画です!
資金繰りに悩むと、社長は超弱気になりますし、
夜も眠れず、食事も喉を通りません(涙!)
投げ出したくなることも有るでしょうが、
そんな時支えになるのが家族愛です。
TKC現社長飯塚真玄が、
映画では学生で手紙で父飯塚毅先生を励ます感動的シーンが有ります!
あの信念の飯塚毅先生でも、時に弱気になる場面もありますが、
妻と子供に励まされて勝利しました。