洲山コンサルタントコラム

再生のスタートは、社長の見栄とプライドを捨てること!

事業経営で一番苦労するのが、資金繰りです。

資金繰りの苦労さえなければ、社長ほど気楽な稼業はあ~りません!
何時に出社しようが、どこに出張しようが、平日ゴルフに行こうが、
毎日銀座や北新地で飲み歩こうが、
ベンツ・BMW・ロールスロイスに乗ろうが、
誰にもとやかく言われることはありません。

但し、立派に利益を出す経営が出来て、
社員にも年間5ヶ月以上のボーナス支給できるレベルが必要です。
ROA(総資産利益率)10%以上 ⇒ 税引き後利益÷総資産
をたたき出せば、誰も文句言いません。

ROE(株主資本利益率)8%以上あげない経営陣は、
不信任で交代を要求される機関投資家がいらっしゃいます。
社長たるもの、税引き後利益÷株主資本=8%以上確保できてますか?

そうではなく、日々資金繰りにあたふたして、銀行からは新規融資NG
且つ、手元資金が枯渇 ⇒ サアどうする?

ここで、高利の商工ローンやサラ金に手を出して、
その場しのぎの資金繰りに奔走すると、
ますます泥沼の深みに入るばかりです。

ましてや、地方の名士や業界での知名度が高いと、
その見栄とプライドが邪魔をして再生のスタートが遅れます。

見栄とプライドの最たるものが、乗用車です。

儲かれば、いつでも新車を買ったり、リース車導入も可能ですから、
会社が左前になれば、真っ先にベンツ・レクサス・クラウン・シーマ等は、
軽自動車に変えましょう!
長距離の営業活動が必要な方も、中古車の分相応の車に変えましょう!

ここで、会社が傾いてそのまま倒れてしまった場合の
最悪のシナリオを考えてみましょう

社員は、セーフティネットがあり、少しは救いがあります。
例えば、雇用保険(失業保険)があり、
勤続年数と年齢により3ヶ月から1年間は、
退社前平均給与の60%が保証されてます。
また、給与遅配や退職金の不払いがあっても、
国が80%を事業主に代わって、立替払いの救済策が有ります。

年齢によっては、再就職の困難さはありますが、
贅沢を言わなければ、再就職は可能です。

然るに、社長にはセーフティネットは、残念ながら有りません。

会社破綻すれば、債権者は押しかけますが、良い話は一切有りません(涙!)
その日から、手元資金が無ければ、食べるものさえ事欠く有様です。

ましてや、今まで考えてもみなかった、キャッシュアウトがスタートします。
ガソリンを入れるのも、電車で移動するのも、
会社経費でなく、個人のお金からの出金です。

クレジットカードが使えなくなると、不便この上ないことが現実となります。

また、再就職は困難を極めます。
なぜならば、受け入れ側も会社を潰した社長となると、
いろいろ考えるでしょう。
また、プライドばかり強く、現場の仕事が出来ず、
厄介者になる可能性は大ですから。
世に言う、「つぶしが利かない」最たるものです。
(このような方ばかりではありませんが・・・ )

手に職があれば、職人の世界で日当幾らで食べていくのは可能です。

では、再チャレンジでの新規事業の可能性は?
事業経営で一番大切な「信用」が、大きく毀損していますから、
与信の必要な事業は困難を極めます。
借入金や買掛金の与信が必要でない事業を探して、
信用の回復を少しづつ実現するしかありません。

でもこれは、当たり前だのクラッカーの世界です。

そうならないためには、
破綻前にターンアラウンド(方向転換=事業再生)をしましょう!

しかしながら、理屈で分かっていても、
なかなか自分では決断しにくいものです。

そんな時は、お気軽に洲山にご相談ください。

社長の背中を押して、一気に再生モードにギアチェンジを推進します!

一ヶ月で方向が見えて、三ヶ月もすれば明るい出口が見えてきます。

「早期発見・早期治療」こそ、健康で長生きは、人間も企業も一緒です。

会社存続のピンチに際して、
生き残りモードのその1は、「見栄とプライドを捨てる!」がスタートです。

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