サブテーマが、
あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」
その心は、
真剣勝負で「負け」を経験した人をトップに任命せよ!であります。
産業再生機構とは、http://www8.cao.go.jp/sangyo/
そもそも産業再生機構って?
●株式会社産業再生機構の業務
良い経営資源(技術力、ノウハウ、人材など)を持っているのに
大きな借金を抱えている事業者に対して、
雇用の安定に気遣いながら事業再生の支援をする
そのことが、ひいては
・日本の産業の再生を図る
・金融機関等の不良債権処理を促進して信用を失わないようにする
こととなります。
産業再生機構は、出資、融資機能をもち、
コンサルティングを手がける事実上の金融機関です。
政府と銀行、民間企業が折半出資している株式会社です。
重要なことは、再建可能な企業の再生を支援する
受け皿機関だということです。
あくまでも、再建できそうでないと、
産業再生機構はその企業を買収はしません。
つぶすのが目的ではなく、再生が目的です。
支援先は、ダイエー・カネボウ・大京・ミサワホーム・マツヤデンキ・
ダイア建設・三井鉱山他計41社
富山和彦氏は、1960年生まれ、東京大学法学部卒・在学中に司法試験合格
ボストンコンサルタントグループを経て、
コーポレートディレクション設立に参画、後に代表取締役社長就任
米スタンフォード大学で経営学修士(MBA)取得。
と、絵で書いたようなエリートコース一直線のようですが、
中小企業経営者の資金繰りの苦労や銀行の貸し渋り体験し、
黎明期の携帯電話におけるどぶ板営業を実践されたことが血となり肉となり
実践的な経営手腕を発揮される原体験となっていることが理解出来ます。
洲山が30億の負債を抱えて、修羅場を体験したことが、
喜望大地経営研究会の設立運営に役立っていることが、
本書にて、論理的に理論付けられ、且つ勇気付けられました。
現在、窮境状態にある全ての経営者・経営幹部が読まれることをお勧めします。