本号は、
「打つ手は無限に学ぶ! 特集号」
です。
それは、倫理法人会創設者の滝口長太郎氏の詩です。
打つ手は無限 滝口長太郎 作
すばらしい名画よりも、
とてもすてきな宝石よりも、
もっともっと大切なものを私は持っている。
どんな時でも、どんな苦しい場合でも、
愚痴を言わない。
参ったと泣き言を言わない。
何か方法はないだろうか、
何か方法はあるはずだ、
周囲を見回してみよう。
いろんな角度から眺めてみよう。
人の知恵も借りてみよう。
必ず何とかなるものである。
何故なら打つ手は常に無限であるからだ。
何らかの一見解決不可能な大きな問題が壁となり立ち往生してしまっても、
決してあきらめることはありません。
洲山も過去に何度も、もう駄目かもしれないと
ギブUP寸前のピンチが何度もありました。
そんなときでも、あきらめずに知恵を振り絞って考えると、
解決策が思いつくものです。
月商3億円の時に、毎月1億円資金ショートしていました。
1億円の手形を発行して、1億円の手形を落として(決済)いました。
つまり、手形を落とす資金マルマル不足する緊急事態です。
どう考えても、何とか出来る金額ではありません。
銀行からは、借入不可能です。
個人私財は、すべてつぎ込んでいます。
サア、どうする?
神社仏閣への神頼みはしませんでしたが、ご先祖様へはお願いしました。
朝晩に、仏壇にお線香を上げて、お参りしました。
また、お墓参りもしました。
そして、最終的には、「人事を尽くして、天命を待つ!」の精神で、
考えられる自分の出来ることは、すべて実行した結果、
一度の不渡り事故を起こすことなく、乗り越える事が出来ました。
そんな時代に考えていたことを、見事な詩に昇華させておられます。
「会社は、存続する限り復元する可能性がある」
リクルート事件の最中に人事部長をされていた方のコメントだそうですが、
正にその通りと実感する経験をしました。