洲山コンサルタントコラム

事業再生成功事例:会社分割で危機からの脱出に学ぶ

事業再生成功事例

クライアント概要

エリア:東日本エリア     業種:食品製造販売

年商:3,000,000千円
営業利益:△47,000千円
経常利益:△82,000千円

総資産:1,285,000千円
有利子負債:800,000千円
自己資本:△570,000千円

業況:年商20億超の企業であるが、
10数年来決算調整を行い債務超過状態が続いている。
取引先は優良先が多く、首都圏の有名デパートの多くにデパ地下として出店、
大手スーパーに加工食品を卸している。

窮境原因:3年前に新工場を設立、
旧工場の処分損90百万に加え稼働に大幅ロスが出た為資金繰り状況が悪化。
3月に当該工場資金として借り入れした160百万3年返済が終了する為、
折り返し融資を申し入れるも不調、資金繰りに窮する事態となった。

事業再生方針:当初リスケによる立て直しを模索したが、
一部メガバンクの預金ロック、売掛債権譲渡通知の発送に合い、
急遽会社分割による再生スキームに変更し、再生実現。

注:1.通常であれば、約30,000千円の預金ロックに遭い、
   仕入先の支払い遅延が発生すれば、風評被害で危険な状況になります。
  2.更に、売掛債権の譲渡通知が得意先に内容照明で届くと、
   先方が一流企業であると即取引停止になる可能性が高い、
   一気に破綻のピンチを迎えます。
  3.上記倒産の大ピンチを救ったのは、バッドとグッドに分けて、
   グッドのみを生かす「喜望大地流会社分割」です。

  本スキームにて、仕入先と得意先に再生に賭ける熱意と
  ご安心いただけるスキームをしっかりプレゼンして、
  ご理解を頂きました(嬉!)
  

更に、 分割新会社のスタート時には、60,000千円資金ショート時は、
仕入先50社(参加者約100名)に集まって貰い、
1割を決済し、残り9割は、3カ月据え置きしての10回払いの
支援を受けることにより乗り越えた。

経緯と結果

 ・リスケ提案予定がメガより預金ロック30,000千円。
  加えて売掛債権担保融資の売掛金回収100,000千円を実行される

 ・これ以上の資金ショートを防ぐ為、会社分割によりグッド事業を切り出し
  社長ジュニア(息子)を社長にした新会社設立
  「包括承継」のメリットにより、優良得意先の取引口座は、
  混乱なく新会社に移行成功し、仕入先の理解と納入継続OK

 ・手元資金不足の中で分割スキームを取ったが、
  メザニンファンドからの資金調達に成功、
  又54百万の資金ショートを30数社の取引先企業の理解による
  支払条件緩和が成功し、安定体制となる

 ・厳密なコスト管理徹底により過去の赤字体質から脱却

 ・地元信金が新規資金供給(リファイナンス)に前向きであり、
  秋にはメザニンファンドの資金を肩代わり
  融資による低利安定資金GET見込み

 ・スポンサーに新設会社株式を取得していただき、
  その資金で旧会社債権者への配当を実施

総括:1.万策尽きた社長が、後継者の息子さんと相談に来社され、
    その場で喜望流事業再生方針を提示しました。
   2.即日ご依頼の意思決定をされ、全面的にお任せいただいたのが、
    成功の要因です。
   3.仕入先に対する説得・幹部社員への説明・資金調達等
    大きなハードルを幾つも越える事が出来ました。
   4.結果250名の社員・パート社員=約1,000名の家族の生活が守れ、
    1,000名にも及ぶ家族が路頭に迷う社会問題を回避成功
   5.危機を乗り越える過程において、世代交代が円滑に実現して、
    活気ある新会社としてスタート出来ました。

 

関連記事

  1. 洲山コンサルタントコラム 事業再生のスタート地点はどこからか?
  2. 洲山コンサルタントコラム 失敗の最大の原因は、優柔不断と先延ばしであるーーー!に学ぶ
  3. 洲山コンサルタントコラム 破産覚悟から事業承継し、5千万円の純資産確保し、不動産業開始した…
  4. 洲山コンサルタントコラム 自分の信用情報ゲット方法とブラック情報
  5. 洲山コンサルタントコラム 送金手数料を節約するノウハウ開陳!
  6. 洲山コンサルタントコラム マクドナルド復活
  7. 洲山コンサルタントコラム IPOと事業再生は紙一重?
  8. 洲山コンサルタントコラム 大阪維新の会を率いる橋下徹を斬る
PAGE TOP