さて、洲山の栄光と挫折の軌跡を振り返り、
年商1億円の家内業から、年商50億円まで拡大しながらも、
なぜ負債30億円も抱えて、会社を倒産寸前まで悪くしたのか?
を自問自答して、7年経ちました。
最近話題の書である、
ジェームズ・C・コリンズ先生によるベストセラーである
「ビジョナリーカンパニー3 衰退の5段階」
を一気に読みました。
洲山の失敗の理由が見事に描かれていました(納得!)
第1段階「成功と思い上がり」
幸運を実力と勘違い
成功から生まれる傲慢(ごうまん)
第2段階「規律なき欲望」
実力以上の拡大
規律なき拡大路線
第3段階「リスクと危機の否定」
都合の悪い事実を無視
リスクと問題の否認
第4段階「救済への渇望」
闇雲な対策で事態は悪化」
一発逆転の追及
第5段階「降伏あるいは死」
身売りや破綻
屈服と凡庸な企業への転落か消滅
いやあ、洲山は、第1段階から第5段階まで、
見事に本テキスト通りの軌跡をたどり失敗しました。
失敗に学ぶ学習意欲の高い経営者の皆様は、
本書を読まれることを推奨します。