洲山コンサルタントコラム

事業再生史上の英雄『山田方谷』先生に学ぶ

事業再生の歴史上に燦然と輝く業績を残した英雄に、
山田方谷先生がいらっしゃいます。

方谷(ほうこく)先生は、1805年(文化2年)に生まれ、
1877年(明治10年)まで幕末の時代を73年間を
備中松山藩(今の岡山県高梁市)に生きた方です。

そして、1850年(嘉永2年)45歳から勝静藩主に
元締役(大蔵大臣=財務部長)及び吟味役(収入役=経理部長)を命じられ、
藩の危機的な財政危機を救うべく立ち上がりました。

基本方針は、
1.上下節約(上級武士の贅沢を戒め、役得の根絶を図る)生活態度の心得
 一、藩士(社員)の賃金カット。
 二、衣類は上下とも綿織物を用い、絹織物の使用禁止。
 三、宴会・接待、贈答等は、やむをえないもの意外は禁止。
 四、奉行、代官等、わずかな貰い物でも提出する。
 五、見回り役人には、酒一滴でも出してはならない。

2.負債整理(借金10万両=100億円の解消)
 松山藩領は、5万石と言いながらも、実際は1万9000石しかなかった。
 そんな状態で、10万石=100億円もの巨額借金があり、
 金利だけでも年間9,000両=9億円が増え続ける危機的状況でした。
 そこで、方谷は大坂(現大坂)に出向き、大坂商人にリスケを依頼しました。
 その基本方針は、正直に現状分析を報告し、
 約定弁済出来ないことをお詫びし、今後の再生計画をしっかり、
 プレゼンしました。
 すると、方谷の誠実な人柄と再生に賭ける真摯な態度に
 感銘を受けた商人全員が、リスケ案を承諾いただきました。

3.産業振興
 多くの藩では、農民からの過酷な税の取立てや、
 藩士(社員)の給与借り上げ等の様々な手を打っているが、
 この成功例はほとんどない。
 方谷は、「財の中に屈するな、財の外に立て」と方針を出し、
 藩(会社)も農民(社員)も共に儲かることを考え、実行しました。
 農民には開墾を進め、葉タバコ、茶、楮(こうぞ)を植えさせ、
 山には杉、ヒノキ、竹、漆などを植えさせた。
 その収穫物は、大高檀紙(和紙)、釜敷紙、白髪そうめん、三折タバコ、
 ゆべし、を作り、有利に販売した。
 これは農民や士民に生きる喜びと、生産意欲を与えた。
 更に、鉱山の経営にも取り組み、鉄山を開発し、鉄製品の製造所を次々作り、
 刃物、鍬(くわ)、鎌、鍋、釜、釘(くぎ)を作らせた。
 そして、銅山を買収し、製銅も始めた。
 1852年(嘉永5年)には、東京に支店を設けて販売し、
 3年目には1万両(10億円)の利益を上げて、
 その翌年には、5万両(50億円)弱の利益を計上し、
 10億円(100億円)の借金を完済し、
 何と10万両(100億円)の蓄財を出来るまでに大成功した。

4.紙幣刷新
 貧乏時代が長く、松山藩の藩札(お金)の信用がなくなり、
 往生した方谷は、3年かけて旧札を買い上げ、1850年(嘉永5年)5月に
 近似(ちかのり)河原にて、大勢の人々が見守る中、
 午前8時から午後4時までかかり、総額711貫300目の紙幣を焼き捨てる
 パフォーマンスをして、新藩札の信用を回復しました。

5.士民撫育
 一、教育施設の充実
 二、郷倉(ごうぐら)=米の倉庫を40箇所作り、凶作の準備を行った結果、
   度々起こった飢饉に際しても、一人の餓死者も出さなかった。
 三、藩内の道路、河川の整備推進

6.文武奨励
 文武を奨励すると共に、近代兵器も積極的に取り入れた。
 方谷は、自ら進んで砲術を習い、水軍打法の演習を行った。

7.農兵隊の組織
 農民、猟師を組織訓練し、軍事力強化を実現した。
 結果、藩兵400名に農兵隊1,200名を加えて、
 20万石の大藩に匹敵する実力を備える。

本当に見事な再生のお手本であると感服します。

方谷先生の爪の垢を煎じて、国会議員の先生方に飲んで欲しいですね。

まずは、
1.総理大臣はじめ歳費を70%位カットし、
2.公務員給与も大企業ではなくて、中小企業並みに待遇に合わせる
3.所得税は、大幅減税し、産業振興する

大幅な方針転換が必要と思うのですが、如何でしょうか?

方谷先生に学び、日本が国難を乗り越え、発展することを願っています。

 

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